"Ra" Andre Mehmari / Bernardo Maranhao / Alexandre Andres
最近のブラジル音楽については、先端のおもしろいところは聴いておこうということで、いくつか購入しています。
そもそもは、Antonio Loureiroの"So"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61798990.html )がすこぶる良い作品で一気に魅了されたところが発端で、その後多少なりとも違う人も聴いて、最近のブラジル音楽のおいしいところを享受しようと意識していますが、まだまだおもしろい演奏は隠れていそう。
Antonio Loureiro、Andre Mehmariあたりは出たら必ず買いをしていて、違う人のアルバムを買うことが少ないので、もう少しバランスを考えても良いようには思いますが、そういう課題はジャズにもあるわけで..。
ちなみに、本作参加の3人のうち2人が、過去に聴いていた人で、Andre Mehmariで検索すると7枚、Alexandre Andresで検索すると3枚が出てくるような状態。
メンツと楽器ですが、クレジットは細かく書かれていて曲ごとにいろいろ異なるんですが、おおざっぱに書いておきます。
Andre Mehmari(P,Syn,Marimba,Koto,Accordion,B)、Bernardo Maranhao(Vo)、Alexandre Andres(Fl,Viola,B,Vo)
もう少しゲストが入っているようです(詳細割愛)
演奏曲は、メンバーの3人の組み合わせで、作詞作曲がなされているよう。
Andre MehmariかAlexandre Andresが曲を書いて、Bernardo Maranhaoが詩を書いているようです。
01. Danca
02. Baiao de Cohen
03. Proezas de Alexandre
04. Sumauma
05. Nos Outros
06. O Mantra de Miguel
07. Mehmari San
08. O Nome de Lidia
09. Festa dos passaros
10. Ligeti Lullaby
11. Rubrica
12. Olinda
13. Tanka do Gato
14. Jua
15. Mais Agua Mais Luz
16. Agualuz
ピアノを中心としながらさまざまな楽器が重なった重厚なサウンドをバックグランドにした1曲めから、ピアノとアコーディオンをフィーチャーした2曲め、
以降エレクトリック楽器だったり、各種打楽器、弦楽器等々を駆使して、柔らかくもサウン厚みの感じられるサウンドを出しつつ、音色のバリエーションを広げる。
曲調は、ゆったりとしたテンポのものを中心に、ミルトンが好んで歌っていそうな気配のものが大半を占め、他のラテン系音楽等々を感じさせるもの。
じっくり聴いていると、Andre Mehmariが好んで使っていたような節回しを多くの箇所で聴き取れ、Andre Mehmariを聴き馴染んでいるが故にちとニヤリとさせられる。
効果音におもちゃの楽器を多く使っていて、そんなのも、ある種の雰囲気作りに効果を出しているよう。
7曲めが、日本語に聞こえるフレーズが多く出てきて、意図的なのか空耳なのか大いに悩む。
ミナサン、コンニチハ。サヨナラ、マタアシタ。
ベストは、9曲めでしょう
"Ra" Andre Mehmari / Bernardo Maranhao / Alexandre Andres(https://www.amazon.co.jp/dp/B07TKPGZVR/ )
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