Chick Corea Akoustic Band "Live"

1_909.jpg
Chick Corea Akoustic Bandは、Chick Corea Elektrik Band(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a36622621.html )のリズム隊を担っていた3人が結成したバンド。
1989年に最初のアルバム Chick Corea Akoustic(https://www.amazon.co.jp/dp/B00KBAT7I0/) がリリースされ、その後1991年に"Alive"(https://www.amazon.co.jp/dp/B0000001RB/)
ずいぶん経って、"Live From blueNote TOKYO"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000007098/)がリリースされたが、これはドラムがVinnie Colaiutaに代わってる演奏
その後、2003年の"Rendezvous in New York"(https://www.amazon.co.jp/dp/B00008V608/)で1曲披露されているが、そこまで。
Chick CoreaというとReturn to Foreverをはじめ、以前活動していたバンドを再編成してアルバムを作るのが、最近のおもな活動という印象で、Chick Corea Elektrik Bandも再結成してアルバムを出し(https://www.amazon.co.jp/dp/B0002LR2J4/)てたが、なぜかAkoustic Bandは、これまで再結成してのアルバムは作っていませんでした。ちょっと驚き。
ちなみに、個人の在庫を漁ったらbootを2つ持っていました。 音源少ないから、かなりレアな音源と言えそうです。
 "1987 ベルギー"(https://www.discogs.com/master/1017667)
 "1991 ミネアポリス"(https://www.giginjapan.com/scan8/cco-acoustic.htm)
本作は、2018年1月にフロリダでのライブを収録したもの。
メンツは、オリジナルの以下の3人。
Chick Corea(P)、John Patitucci(B)、Dave Weckl(Ds)
演奏曲は以下の通り。おおよそお馴染みだった曲が並んでいるといえそう。
Disc 1
Morning Sprite
Japanese Waltz
That Old Feeling
In a Sentimental Mood
Rhumba Flamenco
Summer Night
Humpty Dumpty (Set 1)
Disc 2
On Green Dolphin Street
Eternal Child
You and the Night and the Music
Monk’s Mood
Humpty Dumpty (Set 2)
You’re Everything (featuring Gayle Moran Corea)
程よく肩の力の抜けた演奏って感じではあるが、高クオリティなピアノトリオ演奏。
どこをどう切っても、間違いのない安心の演奏を楽しめる。
Chick Coreaがソロで奏でるイントロから、絶妙なタイミングでドラムとベースが入ってテーマへと続く展開とか、Chick Corea らしい堂々とした即興から、淀みなくJohn Patitucciのソロへと繋いでいくそんな流れとか、良くも悪くもChick Corea Akoustic Bandで期待しているサウンドがそのまんま飛び出してきているような感じ。
前述の通り、Chick Corea Akoustic Bandの初出が1989らしいので、30年経ってメンバー全員が30歳くらい歳をとって、それで期待を裏切らない演奏ができるのがなによりも凄い。

こういう演奏なので、これはベストを決めるのはやめときます。
Chick Corea Akoustic Band "Live"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07QX37968/)

この記事へのコメント