"Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca" Andre Mehmari Trio

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Andre Mehmariは、ほぼ出たら買いしている人で、ピアノの美しさは筆舌に尽くしがたいといえるような逸材。
そんなAndre Mehmariが、Andre Mehmari Trio名義による「街角クラブ」(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62234734.html )のメンバーのカバー集をリリースしました。
メンツは、Neymar Dias、Sergio Rezeで、コンスタントに活動を続けている面々のよう。
Andre Mehmari(P)、Neymar Dias(B)、Sergio Reze(Ds)
曲は、街角クラブの面々の曲をカバーしたものということで、Lo Borges、Milton Nascimentoなどという名前がクレジットに並ぶ。
1. Tudo que você podia ser / Trem azul
2. Suíte clube da esquina (16') Parte 1
3. Suíte clube da esquina (16') Parte 2
4. Um Girassol da Cor de seu Vestido
5. Canoa Canoa
6. E Daí?
7. Nascente
8. Me Deixe em Paz
9. Olho D’Água
10. Lua Girou
11. Paixão e Fé
Clube da Esquinaにゆかりのある曲をピアノトリオで演奏するというコンセプトで、このアルバムの冒頭曲は、"Clube Da Esquina"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62234734.html )の冒頭曲でもあったもの。
ベースが奏でるテーマをすぐにピアノに引き継いでいく展開。
電子音を効果音的に使って、ちょっと幻想的雰囲気を感じさせるような作風に仕上げている。
こんなひと捻りの変化が聴き馴染んだ曲を新鮮に聴かせてくれる。
次の組曲も、基本的には同じ路線でしつらえたサウンド。
Andre Mehmariのアコピとシンセの使い分けというか、良い塩梅に融合させたサウンドのセンスの良さに酔いしれる。
大半の曲は、ピアノ、シンセ、ベース、ドラムの4つの楽器だけで演奏され、ボーカルも一切(多少例外あり)入らないインストゥルメンタル、それが故にピアノの奏でる繊細なフレーズと格好良いアドリブ、そしてそのピアノに絡んでくるシンセとかベースとかの絶妙さ具合とか、そんなやりとりの細かいところに面白さを見出す。
7曲めはaccordion、8曲めはhammond organ、9曲めがmarimbaマリンバ、10曲めではbellと後半は楽器の種類も多彩になり、サウンドの楽しみ方も広がってくる。
ベストはこの雰囲気好き〜な、7曲めで
"Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca" Andre Mehmari Trio(https://www.amazon.co.jp/dp/B07TNXLPP6/ )

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