"Alegria E Guardada Em Cofres, Catedrais" Alaide Costa / Toninho Horta

Toninho Hortaも全部買いしている1人ですが、最近作は2015年の
　"No Horizonte De Napoli"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63457187.html)
参加作としては、2016年のSilvana Maltaの
　"Ceu De Brasilia"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63906169.html)
なんてのも紹介していますが、このアルバム紹介文に、本作のことが書いてありました。
本作は、発売当初から存在は知っていたのですが、値段が全然こなれず、買うには至らなかったのですが、ことあるごとに価格確認はしていまして、先日この値段ならと思える金額になっていたので、ようやく購入に至ったというもの。
3年くらい待っていたことになりますが、それまで在庫があったことと、価格変動が意外に大きいことに驚きます。

Alaide Costaは、今年83歳になるブラジルのベテラン歌手。どちらから共演を希望したかはわからないですが、

Alaide Costa(Vo)、Toninho Horta(Vo,G)

演奏曲は以下の通り。Toninho Hortaのオリジナルが5曲に、Milton Nascimento, Lo Borges, Tom Jobim等々で11曲という内訳。

1. Nos tempos do Paulinho
2. Outubro
3. Aqui oh
4. Tudo que voce podia ser
5. Bons amigos
6. Travessia
7. Nascente
8. Saguin
9. Sol de primavera
10. Beijo partido
11. Sem voce

Toninho Hortaがギターを弾きながら会話をする冒頭から、オーバーダビングだと思うが2本に聴こえるギターによるほぼインストの1曲め

大半がToninho Hortaをはじめミナス系の有名曲をToninho Hortaのギターを伴奏にAlaide Costaが歌うもので、Alaide Costaの歯切れの良い発声が特徴的に響く。
両名ともブラジル人なので双方同じポルトガル語での歌唱だと思うが、Toninho Hortaがもう少しサラッと歌うのに対して、思い入れたっぷりに濃ゆい歌を聴かせるAlaide Costaは、雰囲気を随分と異なるものにしていると感じられる。

Toninho Hortaのギターは全編でアコギを演奏していて、いくつかの曲ではオーバーダビングで別の楽器が入るが、そちらはアコギだけでなくエレギなども使っている。

4曲めは.街角クラブ。この曲を聴く機会がここのところ増えているのは…。

個人的には、Alaide CostaのボーカルでToninho Hortaの曲を異なる雰囲気で楽しむこともさることながら、そもそもとしてToninho Hortaをはじめ、元の曲を楽しむことと、Toninho Hortaの安定のギターサウンドを楽しんでいる比率が高めなのかなぁ、というのはあるか。

ベストは5曲めにしましょう。

"Alegria E Guardada Em Cofres, Catedrais" Alaide Costa / Toninho Horta(https://www.amazon.co.jp/dp/B01BP1OPU8/)