"Nofo Skies" Alex Sipiagin

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Alex Sipiaginの最新作は、3管の大所帯バンドによるもの。
しかもそのメンツがもの凄い。
Chris Potter, John Escreetが、個人的にはその筆頭だが他のメンツも充分もの凄い。並べたらメンツ全員書き出すことになるので、それは↓にて..。
Alex Sipiagin(Tp)、Chris Potter(Ts)、Will Vinson(As)、John Escreet(P,Key)、Matt Brewer(B)、Eric Harland(Ds)、Alina Engibaryan(Vo)
演奏曲は、1曲を除いてAlex Sipiaginのオリジナルで、全部で10曲。
1. Rush
2. Nofo Skies
3. Recovery
4. Savoir
5. Sky 1
6. Shadows
7. Start Of...
8. Sky 2
9. Between AM's (feat. Alina Engibaryan)
10. For You
3管が複雑に入り混じったアンサンブルから始まる冒頭で、その格好良さに速攻で耳を持っていかれる。
全体に、非4ビート系の曲が多め。
おそらくEric Harlandのしなやかなドラミングと、John Escreetがエレピを多用していることに起因していると推測するが、洗練された雰囲気を感じさせる。
とてもしっかりと作り込まれた演奏でありながら、非常にスリリングでエキサイトできる演奏が繰り広げられるソロは、Alex Sipiaginが出てくる頻度が高めな印象だが、さすがにこれだけのメンツを揃えているだけあって、いずれもクオリティの高い演奏を聴かせる。
その中でも印象的なのは、バッキングで良い味を出しているJohn Escreet で、アコピはもちろんのこと、エレピでの洗練されたフレーズ使いに、果ては曲によってシンセっぽい持続音まで駆使していて、いつのまにか彼の演奏に耳を持っていかれる頻度が高い。
ボーカルが数曲入るが、このアルバムの中では、良いインターバルになっている印象。

ベストは、7曲めにしましょう

"Nofo Skies" Alex Sipiagin(https://www.amazon.co.jp/dp/B07QW4DYS6/)

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