浅利史花, 落合康介デュオ独壇場+ (20190916)

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ギタリストの浅利さんが、最近 No Trunksに出演する頻度が高いのは、ライブ告知を見ていて知っていたが、これまでライブ観戦するタイミングがとれずに、まだ見たことはなかった。
今回、ベースの落合とのデュオということで、ここが見るべきタイミングとお店に赴いた次第。
独壇場は、月曜の21時からの1セットだけのライブで、若手ミュージシャン数人が順繰りに出演して月1回程度開催されている。
浅利史花(G), 落合康介(B)
落合が店の奥側に立ち、浅利はしまわれたピアノの手前に立つ。
さすがにギターはアンプに繋がれていたが、落合のベースにはアンプなし。
なので、音量も全体的に抑えめなもの。
演奏曲も、スタンダードを中心にToninho Horta, Charles Mingusを入れた選曲で、オリジナル、最近の曲は演っていなかったと記憶。
しっとりめの曲をしっとりめの音量でしっとりと奏でていく。
浅利の奏でる訥々としたテーマに、落合がメロディアスなベースを絡めていく。
All The Things You Are の後のMCで、中牟礼さんの(格好良いバースをしていたという)話題をはなしていたが、ピックで固めの音色を奏でた後に指でコードをじゃらんと鳴らすような、スタイルとしては中牟礼さんの演奏を模範としたようなもので良いと思う。
大半は、ギターのスイッチもボリューム以外ほぼいじらず音色も変えずに演奏していたが、途中で1回だけピックアップの設定?を変えて柔らかな音でジャカジャカ演てたのが印象的。

これもMCで話していたが、独壇場はいろいろ実験のできることになっているので、エフェクター(コーラス)をプロになって初使用したとのこと。
ただ、これも本人が暴露していたが、立ち位置の後ろにセットしてあり、曲の冒頭で操作するくらいで、曲の間に操作はせず、あまり強くもかけてはいなかったようで、スイッチのon/offでそう大きく音の変化が感じられるほどではなかかったか。
約1時間の演奏のあとに、アンコールにも応えてくれ、Antonio Carlos JobimのNo More Bluesを演奏して終了。
お客さんはとっても少なかったが、しっかりたっぷりの演奏を楽しませてもらいました。

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