Rosario Giuliani, Fabrizio Bosso Quintet (20190919)
20180315以来のイタリア文化会館。
一応情報はチェックしていたつもりだが、食指が動くものがなかったか、あるいは予定が合わなかったかで、1.5年ぶりになっていました。
前回のイタリア文化会館
Francesco Cafiso, Mauro Schiavone duo(20180315) (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64442475.html)
前回のイタリア文化会館
Francesco Cafiso, Mauro Schiavone duo(20180315) (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64442475.html)
今の勤務地で、定時速攻抜けして軽く食べてかろうじて間に合うくらいなので、ちとハードルが高いってのもあるかもしれません。
それでもすでに客席は埋まり気味で、1人なので、前から8列めだったと思いますが、内側の席の空席に入れさせてもらいました。
それでもすでに客席は埋まり気味で、1人なので、前から8列めだったと思いますが、内側の席の空席に入れさせてもらいました。
舞台は、左から、ピアノ、ベース、その前面にトランペット、サックス。
一番右がドラムというセッティング。
一番右がドラムというセッティング。
メンツをあらためて書き出すと以下の通り。
邦人ジャズも聴く身としては、江藤の参加が特筆事項。果たしてどんな演奏を聴かせるか。楽しみなところです。
Rosario Giuliani(as)& Fabrizio Bosso(tp)Quintet Japan Tour:Alessandro Lanzoni(p)、Darryl Hall(b)、江藤良人(ds)
邦人ジャズも聴く身としては、江藤の参加が特筆事項。果たしてどんな演奏を聴かせるか。楽しみなところです。
Rosario Giuliani(as)& Fabrizio Bosso(tp)Quintet Japan Tour:Alessandro Lanzoni(p)、Darryl Hall(b)、江藤良人(ds)
ノリの良い曲がオープニング。
4ビートの典型的なハードバップのノリの良い演奏にFabrizio Bossoのハイノートが映える。
4ビートの典型的なハードバップのノリの良い演奏にFabrizio Bossoのハイノートが映える。
2管のクインテットなので、順番はあるにしても(たいがいはFabrizio Bossoが先)、
いずれの曲でも両者がソロをとるわけだが、比べると、Fabrizio Bossoのほうが陽性度高めで、Rosario Giulianiのほうが少しだけ翳りのある
音のように感じられる。
イタリアジャズでなければエモーショナルで良い印象だと思うんだが、(あとは後述)
いずれの曲でも両者がソロをとるわけだが、比べると、Fabrizio Bossoのほうが陽性度高めで、Rosario Giulianiのほうが少しだけ翳りのある
音のように感じられる。
イタリアジャズでなければエモーショナルで良い印象だと思うんだが、(あとは後述)
ノリの良い曲と、バラードとを塩梅良く散りばめたバランスの良い選曲。
映画音楽はあったと思うが、往年のアメリカジャズとは異なる曲を持ってくるのは、イタリアジャズのイタリアジャズらしいところ。
映画音楽はあったと思うが、往年のアメリカジャズとは異なる曲を持ってくるのは、イタリアジャズのイタリアジャズらしいところ。
自blogでもたまに書いているが、基本的にイタリアジャズは意図的に(嫌いなわけではなく、キリがないから)あえて聴かないようにしていて、このバンドの両名もリーダーアルバムとしては未聴のはず。
そんな乏しい聴取経験で生演奏を聴いて、今回あらためてイタリアジャズは、演奏表現の端々にクラシック的に荘厳な雰囲気が滲み出てくるのもあるが、それよりもなによりも、演奏が明るい、バラードを演奏しても湿っぽくはならない。
笑みが出るほどではないが、絶対にしんみりとはならない。
なんてことを再認識した。
なもんで、Rosario Giulianの演奏は雰囲気が変わるので重宝されている部分もあるのかと…。
そんなことも考えながら全体のバランスを取っているとたら素晴らしいところだが。
笑みが出るほどではないが、絶対にしんみりとはならない。
なんてことを再認識した。
なもんで、Rosario Giulianの演奏は雰囲気が変わるので重宝されている部分もあるのかと…。
そんなことも考えながら全体のバランスを取っているとたら素晴らしいところだが。
ちょうど中盤を過ぎたあたりで、2管のちょっとユーモアを交えた音の交歓からの8ビート曲が、今回のライブで一番盛り上がった場面だったと思うが、江藤のロック調のドラムビートに乗って全体が高揚して盛り上がっていき、格好良いことこの上ない。
冒頭の曲もそうだったが、終わったと思わせて、拍手が鳴る中、もう一度テーマを入れてくる演出を2〜3曲で使っていたのと、
最後の曲でのメンバー紹介からの長い喋りは、何言ってるか不明なのでなんとも言えないが、ギャグだったんじゃないかと勘ぐっている。
そういう意味でも、イタリアジャズの明るい側面をしっかりと目の当たりにしたと思っている。
好き嫌いはありそうだが…
最後の曲でのメンバー紹介からの長い喋りは、何言ってるか不明なのでなんとも言えないが、ギャグだったんじゃないかと勘ぐっている。
そういう意味でも、イタリアジャズの明るい側面をしっかりと目の当たりにしたと思っている。
好き嫌いはありそうだが…
ほぼ定時の18:30に開演、予定通りの20:00頃に最後の曲が終わり、さらにアンコールにも応えてくれ、In a Sentimental Mood をゆったりのテンポで奏でるが、やっぱり明るめの雰囲気を醸した演奏で終演。
濃密な90分強の時間を過ごさせていただきました。
これを無料公開してくれるのは、ありがたい限り。
これを無料公開してくれるのは、ありがたい限り。
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