“Sounds Of 3 Edition 2” Per Mathisen
ノルウェイのベーシスト、Per Mathisenがリーダーのギタートリオ作で、ギターがUlf Wakeniusというもの。 このメンツで買っていそうですが、実はこれはジャケ買いしています。
そんなメンツですが、ギタリストも凄いが、ドラマーも凄くて、Gary Husbandは、John Mclaughlinのバンドに参加している人で、自blogでも、例えば "Hotwired"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57220255.html) のように数枚のリーダー作を紹介しています。
Per Mathisen(B)、Ulf Wakenius(G)、Gary Husband(Ds)
演奏曲は、Per Mathisenのオリジナルが4曲、Ulf Wakeniusが2曲、Sting, Mike Stern, Gary Husbandで全部で9曲。
01. The Blues Boy
02. One Of A Kind
03. 16 Knodeln
04. The Spin
05. Lines For Oscar
06. Wrapped Around Your Finger
07. The Invasion
08. What Might Have Been
09. Alphabet Soup
Per Mathisen の少し電気エフェクトをかけた独特な音色でのうねうねしたサウンドが特徴的な8ビート16ビートのハードフュージョン系の曲が並ぶ。
6曲めがPOLICEの有名曲で、これをベースがリードをとって聴かせる。
ディストーションのかかったちょっと変態系フレーズを織り込みながら早弾きを披露し、しっかりと存在感を出してくるUlf Wakeniusのギター。
Gary Husbandのドラムがまたゴキゲンで、リズムにビシッと乗っかったキレの良いビートが実に心地よく、ドラムのビートに身を委ねながら、ベースとギターの戯れを聴いていて充分心地良い。
主役のPer Mathisenは、テーマ演奏から、バッキングにから、ソロももちろんたっぷりとほぼ全面的に主役である感を出し続けているような状況。
低音を響かせ、高音域での早弾きに、スラッピングと奏法も多彩に聴かせてくる。
ベストは、3曲目にしましょう。
“Sounds Of 3 Edition 2” Per Mathisen(https://www.amazon.co.jp/dp/B07T2GN9VH/)
この記事へのコメント
テクニカル系作品としては、今年のマイベストかも…
とにかく愛聴させて頂いてますm(__)m
ゲイリー・ウィリスと言えば、私的にはトライバルテック(のイリシット)が、まっさきに頭に浮かびますが、それに触れてない所がOZA様のジャズ深度を象徴していると思いましたw
ではでは
ゲイリー・ウィリスとゲイリー・ハスバンドを混同し、トンチンカンなコメントを書いてしましたしたorz
ご容赦お願い致します!!
えーと要約すると、Gary Willisは関係なく、このアルバムはとっても良かったということでよろしいでしょうか?
良いアルバムを紹介できて、まずは何よりです。
えーと、ついでにゲロすると、Gary WillisもTribal Techもほぼ聴いてません。
FUSION、とくにテクニック偏重系のFUSIONは、あまり好きでないのは演奏しないからだと思います。
そこは勘案してお読みいただければと思います。 m(__)m
デビッド・ギルモア等々、超テクニカル&音使いが複雑な面々の作品が高原状態に達し、いっぷくした感があり…
今年はソッチ系の作品がなかったので、本作は大変楽しめました。ありがとうございます。
かくいう私も、ジャズを聴き始めた際にはブルーノート盤の紹介本から入ったもんで、自力でトライバルテックに到達できた訳でなく、たまたま、四半世紀前のバンド仲間にゲイリー・ウィリス大好き君がいた影響で知った次第です。
実際の所、トライバルテックはジャズとロックのハザマに位置するせいか、日本で商業的に成功していた訳ではなく、往時の来日ライブは、ミュージックスクールのお呼ばれでやってたなんて話も大好き君より聞いたことがあります。
ではでは m(_ _)m
日本のジャズの隆盛ってのが、大学のジャズ研の存在がことさら大きいんだろうなと感じています。
演奏を続けていれば同世代の若い(主に邦人の)逸材に目を向け、演奏を辞めてても技術的に優れた人に注目するという感じかと。
個人的には、ジャズ研無関係、演奏しない、なので他とちょっと異なる視点になっているのかもと思ってみたり。。。
引き続きよろしくお願いいたします。 m(__)m