"High Ball Party" .PUSH
この盤はピアニストの魚返明未の名前を見つけて、内容を確認したもので、日本の若手ミュージシャンの演奏は聴けるなら聴いておこうと、いう意識もありますが、1曲だけではあるが、"ものんくる"の吉田沙良が入っているのも気になったところ。
バンド名が".Push"(ドットプッシュ)で、アルバムタイトルが「ハイボールパーティ」なんですが、当初はなぜだか逆に覚えてしまっていたのは...(悩)
メンツは、サックスの中島朱葉は、石若駿の"CleanUp"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63579370.html)に入ってた人、
ドラムの西村匠平が"ものんくる"の元メンバーで、2013年の"国立パワージャズ"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62322629.html)にいたはず。
高橋陸は、2018年の松原慎之介のリーダーライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64389254.html)で見ている人と、すっかり忘却であるのがほとんどだが、しっかり聴いている面々が揃っているのでありました。
.PUSH(ドットプッシュ):魚返明未(P)、中島朱葉(As,Ss)、西村匠平(Ds)、高橋陸(B)
吉田沙良(Vo:8)
演奏曲は以下の通りで、西村が4曲、魚返が2曲、中島が2曲のオリジナルで全部で8曲。
01.プッシュのテーマ
02.High Step Corner
03.Like a Candle Light
04.Pisca-Pisca
05.トキシラズ
06.いっぽいっぽ
07.High Ball Party
08.SAG~始発、朝焼け、5時散歩~
ラテン調の1曲め、くつろいだ雰囲気の4ビートの2曲め、全体に難解な方面には向かわず、ゆったりと心地良いサウンドに終始した曲調。
1曲めに続いて4曲めもラテン調リズムを入れてきているので、ラテン調を中心に据えたノリの良さを踏まえつつ、心地良いサウンドを志向したバンドなんでしょう。
そんな雰囲気には、中島の軽やかなノリのコロコロ歌うようなサックスがよく合っている。
ちょっと前ノリな気配を感じる西村のドラムに、溜めを効かせた演奏をしてくる魚返のピアノなんてのも、ちょっと良いバランスが取れている組み合わせになっていると思う。
個人的聴きどころは、なんだかんだで魚返のピアノになるわけだが、特にソロでの朗々と伸びやかな演奏は。聴いていてとても気持ちが良い。
個人的聴きどころは、なんだかんだで魚返のピアノになるわけだが、特にソロでの朗々と伸びやかな演奏は。聴いていてとても気持ちが良い。
7曲めが刻みの細かい6/8拍子のおおらかな曲調で、それまでの曲とちょっと雰囲気が変わる。
ここでの中島のソロがテンション高いもので、続く魚返のソロでは、ソロフレーズを歌い(唸り)さらにテンションを上げてくる。
最後はメンバーがラララーと歌って大団円を迎える。
ライブのエンディング曲なんじゃないかという終わり方。
ここでの中島のソロがテンション高いもので、続く魚返のソロでは、ソロフレーズを歌い(唸り)さらにテンションを上げてくる。
最後はメンバーがラララーと歌って大団円を迎える。
ライブのエンディング曲なんじゃないかという終わり方。
が、これで終わりではなく8曲めでは、ものんくるの吉田沙良のボーカルが入った曲。
曲調も吉田のボーカルが映えるような作風だからというのもあると思うが、
ちょっと前のものんくるで演ってそうなそんな感じの曲に仕上がっているイメージ。
後半の中島のサックスと吉田の声が絡むところとか、良い雰囲気を醸し出している。
曲調も吉田のボーカルが映えるような作風だからというのもあると思うが、
ちょっと前のものんくるで演ってそうなそんな感じの曲に仕上がっているイメージ。
後半の中島のサックスと吉田の声が絡むところとか、良い雰囲気を醸し出している。
ベストは、バラードの6曲めにします。
"High Ball Party" .PUSH(https://www.amazon.co.jp/dp/B07T4711JY/)
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