"Tenormore" Scott Robinson
Scott Robinsonは、自blogを検索すると、Maria Schneider Orchestraに参加しているのが見つかります。
個人的には、 "SKY BLUE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49866431.html)には最高にはまりました。良いアルバムです。
が、これは購入したものではなく聴かせてもらってます。
個人的には、 "SKY BLUE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49866431.html)には最高にはまりました。良いアルバムです。
が、これは購入したものではなく聴かせてもらってます。
メンツは、1ホーンカルテットで、ピアノにHelen Sungが入っているのが個人的には気になるところ。
Helen Sungは、2007年頃からリーダー作は、ほぼかかさずかって聴いていたが、2014年の下記作を最後にリーダー作が途絶えているはずです。
"Anthem for a New Day"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62497790.html)
(2018にボーカル入り作があり、スルーしているのを思い出した。)
Scott Robinson(Ts)、Helen Sung(P)、Martin Wind(B)、Dennic Mackrel(Ds)
演奏曲は、スタンダード、有名曲を中心にした以下の11曲。
01 And I Love Her
02 Tenor Eleven
03 Put On A Happy Face
04 Morning Star
05 The Good Life
06 Tenor Twelve
07 Rainy River
08 The Weaver
09 The Nearness Of You
10 Tenormore
11 Press Quotes
Beatlesの有名曲を低音でのビブラートをたっぷりとかけた演奏から、フレーズ毎に1オクターブ音程を上げていく(たしか2回やってたので2オクターブ)というトリッキーな展開で聴かせる1曲め。
2曲めからが本編で、基本路線としては、低音、ビブラート、サブトーンといえば、テナーサックスのあるひとつのジャンルができていると言っても過言ではない、そんなサウンドを響かせる。
ただ、アルバム内で数回だけだが、フリーキートーンを入れる場面があって、Scott Robinson 、甘いだけではないなと思わせる。
ただ、アルバム内で数回だけだが、フリーキートーンを入れる場面があって、Scott Robinson 、甘いだけではないなと思わせる。
Martin Windのベースは、そうインパクトの強い音とかフレーズを持っている感じではないが、はっきりとした音色で安定したサウンドを聴かせる。
ブラシワークから、小気味良いおかずを散りばめながらのスウィンギーなドラミングと、スローな曲が多めなので熱気を孕んだとはいかないが、気持ちよ良いノリを聴かせるDennic Mackrelのドラム。
コロコロとした高音での打鍵に巧さを見せるHelen Sung のピアノソロがよく映えていて、個人的には満足度の高い演奏を楽しめている。
ここのところ演奏を聴いていなかったが、サイド参加で良い仕事をしていることがわかって嬉しいところ。
ここのところ演奏を聴いていなかったが、サイド参加で良い仕事をしていることがわかって嬉しいところ。
ピアノが良い仕事をしている安定感のあるピアノトリオに、ある種のインパクトのあるサックスが入ることで、いわゆるジャズとしての安心のサウンドになっている。
7曲めでHelen Sungがオルガンを弾いて変化をつけ、8曲めではフルートとの2管での演奏(これは多重録音でしょう。)、9曲めは電子ピアノにエレベ、10曲めはミディアムテンポと、後半は変化を持たせた曲が続く。
最近のジャズばかりを聴いていると、この手のサウンドに出くわすこともあまりなく、個人的にはしょっちゅう聴くもんではないなと…。
ベストは少し速めのテンポの2曲めにします。
"Tenormore" Scott Robinson(https://www.amazon.co.jp/dp/B07NHQZQY2/)
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