"James Carter Organ Trio: Live From Newport Jazz" James Carter
James Carterのリーダー作を買うのは、2008年の"Present tense"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a53254715.html)以来。
James Carterのディスコ(http://jamescarterlive.com/discography)を眺めるとその後にも2011年に2作がリリースされているようだが、こちらは食指が動かなかったようで、未購入。
James Carter自体は、1995年の"Jurassic Classics" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a10278879.html)を聴いてぶっ飛んだ記憶があるくらいの長い付き合いだが、リーダー作の頻度が減ると付き合いも薄くなっていくかなぁといったところか。
本作は、久々に見たJames Carterという名前に、ライブというアルバムタイトルに惹かれて購入を決めたもの。
メンツは、前作の"At the Crossroads"(https://www.amazon.co.jp/dp/B005HWUC04/)同様のOrgan Trioという名を冠しているもの。
James Carter(Ts)、Alwx White(Ds)、Gerard Gibbs(Org)
演奏曲は、1曲を除いてDjango Reinhardtの曲。
01. Le Manoir De Mes Reves
02. Melodie Au Crepuscule
03. Anouman
04. La Valse Des Niglos
05. Pour Que Ma Vie Demeure
06. Fleche D'Or
Gerard Gibbsのオルガンが奏でるウォーキング的なベースラインに乗って、James Carterの勢いと厚みのあるファンクなサックスが吠える。
James Carterのサックスは吠えるという表現が良く似合い、キーキーいうハイトーンからギュルギュルギョエーのフリーキートーンまで多種多様な音色を駆使して奔放に暴れまわる。
Alwx Whiteのドラムの軽快なビートの心地良さにGerard GibbsのオルガンもJames Carterのフレーズを模したような切れ味の良いフレーズで演奏を盛り上げる。
オルガンとドラムの軽やかなノリに対するサックスの重厚なノリという対比がまた演奏の面白さを引き出してきているというのもあるのかも。
ライブということで、勢いを優先して多少ラフな気配を感じたり、オーディエンスをいじる場面があったりと、良い意味で粗い雰囲気を醸していて、こういうところがライブ盤を聴く醍醐味というか面白さの真骨頂であり、このアルバムでもそんなライブの面白さを感じとれる。
ベストは2曲めにしましょう
"James Carter Organ Trio: Live From Newport Jazz" James Carter (https://www.amazon.co.jp/dp/B07TKJBK1T/)
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