Victor Gould "Thoughts Become Things"

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Victor Gouldは、Jeremy Peltのアルバムで聴いている人です。
メンツは、中規模編成といえる大所帯で管楽器が6本に、弦楽器が4本というもの。
そのメンツには、現在の親分にあたるJeremy Peltの参加と、テナーがDayna Stephens、
ベース、ドラムにVicente Archer、Rodney Greenの名前がみれますが、他に知った名前はなさそう。
Victor Gould(P, Composer)、Vicente Archer(B)、Rodney Green(Ds)
Jeremy Pelt(Tp)、Godwin Louis(As, Ss)、Dayna Stephens(Ts)、Anne Drummond(Fl, Alto-Fl)
Lucas Pino(Bass-Cl)、Aaron Johnson(Bass-Tb)、
Yoojin Park(Vln)、Jim Tsao(Vln)、Jocelin Pan (Viola)、Susan Mandel (Cello)、
Ismel Wignall(Per)

演奏曲は、スタンダード(Palka Dots and Moonbeams)1曲を含む、全部で8曲という構成。
1. Thoughts Become Things
2. October
3. Brand New
4. Karma
5. Let Go
6. Inheritance
7. Palka Dots and Moonbeams
8. What Do We Need?

管楽器のアンサンブルから弦楽器(、チェロだと思う)のソロへと連なり、さらにピアノへと繋げる展開の冒頭曲。
その後の曲をつらつらと聴いていると。。。
管楽器のアンサンブルでのビッグバンドを彷彿とさせるパートと、ピアノが前面に出たピアノトリオと、そこに1本管が入ったカルテットでのいわゆるジャズの濃度の濃いパートに、頻度低めながら効果的にサウンドに変化をもたらす弦楽器のハーモニーを効かせるパート、という大きく3つのパートを使い分けてサウンドテクスチャを作り上げていくような作風。

上述の通り、メンツは10人以上はいるから、ラージアンサンブルとしての音の厚みもしっかりとあり、ピアノトリオ、管、弦、と音の移り変わりを効果的に使うことで、端正でありながら変化のある作品に仕上げている。

3曲めはピアノソロ。
7曲めでは、Jeremy Pelt、Victor Gouldのデュオでしっとりとしたバラードを。
最後は、ラテン系なフレーバーを入れた曲で締め括られる。

ベストは8曲めに

Victor Gould "Thoughts Become Things"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07T2H6SZF/)

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