"Carib" David Sanchez

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David Sanchezの名前は以前から知っていたと思うんですが、自blogを検索した結果、これまでDavid Sanchezのリーダー作を聴いてはいなかったようです。
参加作も探してみたんですが、Antonio Sanchezの初リーダー作と、次のライブ盤で聴いてました。
Antonio Sanchezの初リーダー作は、Pat Methenyが参加しているので、Pat Methenyとの共演歴があるということになります。(当然ですが..)
 ">Live In New York At Jazz Standard" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59985118.html)
本作は、Lage Lund, Luis Perdomo の参加を見つけて買いを決めたもの。

メンツは、そんな2人にパーカッションを2人加えた7人編成(セプテット)で良いと思います。(クレジットの詳細は未確認)
David Sanchez (Ts, Barril de Bomba, Per, Vo)、Lage Lund (G)、Luis Perdomo (P, Rhodes)、Ricky Rodriguez (B)、Oded Calvaire (Ds, Vo)、
Jhan Lee Aponte (Per, Bomba Barril)、Markus Schwartz (Haitian-Per)

演奏曲は、全部で11曲。すべてDavid Sanchezのオリジナル。
01. Morning Mist
02. Wave Under Silk
03. Madriga
04. Fernando's Theme
05. Mirage
06. Prelude to Canto
07. Canto
08. The Land of Hills
09. Iwa (Contemplation)
10. Iwa (Spirit Going Back Home)
11. A Thousand Yesterdays

メンツを見てもわかるように、パーカッション多めの厚めのリズムを主体にした演奏
3、4曲めが特にアフリカンなリズムを強調したような楽曲と言えるか。
3曲めの後半はアフリカンなボイスまで入ってくる。
ただし、そのパーカッションの推進力の強さで曲の強度ができていることは間違いないことと、サウンドとしてはそうアフリカ色が濃いわけではなく、現代的なジャズとしてしっかり格好良いサウンドに仕上がっている。

個人的には、Lage LundとLuis Perdomoの両名の活躍を楽しみたいところだが、このアルバムでは好サポートに徹したようなところがあって、この両名目当てで買うとちょっと物足りないかもしれない。
多少なりともソロはあって、耳目を引き付けるような格好良い演奏を聴かせるが、役割的には演奏全体の引き立て役のような感じになっているよう。
とは言え現代ジャズの面白さはしっかり楽しめる。

ベストは2曲めにしましょう

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