Dave Holland "Good Hope"

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Dave Holland名義のリーダー作を買うのは実に6年ぶり。
前回購入は、内容が素晴らしかった下記作品。
このあと、Kenny Barronとの双頭名義で1枚
さらにAZIZA名義(だから、Dave Holland名義ではない)でのアルバムが2016年にリリースされ、これを紹介しています。
Dave HollandのHPを見ると、最近作はEvan Parker, Craig Taborn, Ches Smithとのアルバムが出てますが、これは聴いていません。メンツにおじけづいたんでしょうw
 "Uncharted Territories" (https://www.amazon.co.jp/dp/B07B658BM8/)

本作はChris Potter入りってんで速攻で買いを決めていますが、Chris Potterとの共演は、かなり久々で、2010年の下記アルバム以来ということで合っているはずです。

メンツは、そのChris Potterにタブラ奏者のZakir Hussainを加えたちょっと変則なトリオ編成
Zakir Hussainは、John McLaughlinのバンドで聴いていることになってます。
Dave Holland(B)、Zakir Hussain(Tabla)、Chris Potter(Ss,Ts)

演奏曲は、Dave Hollandが3曲, Zakir Hussainが2曲, Chris Potterが3曲という内訳で、全部メンバーオリジナルという構成。
01 Ziandi
02 J Bhai
03 Lucky Seven
04 Suvarna
05 Island Feeling
06 Bedouin Trail
07 Good Hope
08 Mazad

終始3者が音を出し続けている印象(実際にはベースソロは存在している)だが、普段ここまでの重用度では聴いていないタブラの音にどうしても耳を持ってかれる。
そのタブラの醸し出す一種独特のグループに乗って、ベースとサックスが演奏を繰り広げるというのが基本的な構図。

Chris Potterは淀みなく、ちょっと淡々とと言えそうなくらい、テンションを上げ過ぎずするするとフレーズを繰り出してくる。
とくに曲を意識するような感じでもなく、ずっと即興が続いているような感じなだけに、淀みなく延々と繰り出されるフレーズが湧き出るさまに圧倒される。
サウンドスペース的に、しっかりと前面での主張ができるような役回りになっているDave Hollandのベース。
クリスポッターのサックスに呼応した、単調にはならない一筋縄ではいかない創造性を感じさせるゴッツリとしたベースを聴かせる。

ベストは7曲めにしましょう。

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