"Golden Valley Is Now" Reid Anderson / Dave King / Craig Taborn
本作は、Craig Taborn参加のアルバムということで、他のメンツも名前を聴いた覚えがあるからという理由で買いを決めていますが。。
ここから、下記音楽のところをほぼ書ききったところで書いてますが...。
メンツがThe Bad Plusの2人にCraig Tabornという構成です。でした。
が、Ethan IversonとReid Andersonが仲違いしてるなんて噂も聞いていて、ちょっと気になってて、もしかしてその当てつけ的に、ピアニストにCraig Tabornをいれたトリオでのアルバムを作ったんじゃないかとか勘繰ったんですが、この盤のあとに、The Bad Plus名義でアルバム(下記)も出ているしなんだかなぁと思ってたんです。
Activate Infinity(https://www.amazon.co.jp/dp/B07W6CDT75/)
この文章を書いている前後に、そのアルバムが届いたんですが、子細にメンツを確認してみると、なんとピアノがEthan IversonじゃなくてOrin Evansであるのを確認して、のけぞった次第であります。
時系列を確認すると、本作の録音が2018年8月で、上記The Bad Plusの新作の録音が2019年5月ですが、仲違いのうわさが出た時期とか全然知らないので、あとはこの文章を読んだ皆さんの緻密な調査力と邪推に委ねたいと思います。
もう少し調べていたら、この間にもう1作リリースされていて(国内リリースはなかったよう)、これが、Orin Evansの入った最初のリリース
"Never Stop II" (https://www.amazon.com/dp/B07991ZZVM/)
これが、2018年1月リリースだったようなので、この前には仲違いしていたということでしょう。
で、本作のメンツは以下のとおり。
Golden Valley Is Now
Reid Anderson(B)、Dave King(Ds)、Craig Taborn(P,Key)
演奏曲は、Reid Andersonが7曲、Dave Kingが3曲のオリジナルを提供していました。
こんなところからもCraig Tabornがゲスト的な立ち位置であることが推測でき...、と、週刊詩的な発想が絶えない自分に(萎)
01. City Diamond
02. Sparklers and Snakes
03. Song One
04. There Is Nothing
05. High Waist Drifter
06. Polar Heroes
07. You Might Live Here
08. Solar Barges
09. Hwy 1000
10. The End of the World
シンセによる主旋律と、ベースもシンセベースを利用しているような電子音過多のサウンド。
単調なフレーズを延々と繰り返すようなスタイルで、踊れるほどのノリを感じるわけでもないような、ジャンル的にはトランスというのが一番近いような気がするがはてさて。
と、何度も聴いていて 主要メンバーを擁している通りに、The Bad Plusの雰囲気を踏襲しているような、メンツがメンツだけにその雰囲気がおのずと出てきているというか、そんな気がしてきたのは…
ただし、電子音を多用してもっとメカニカルな雰囲気に振っているような感じか。
個人的刷り込みではあるが、Craig Tabornというと、持ち味はもっともっとフリーに寄った過激な演奏にこそあると思っているが、そんな表現はあまり出てきていないところが、ちょいともったいない起用と思ってしまうが、自分がCraig Tabornの才能のすべてを解っていないだけかもしれない。
ベストは2曲めで
"Golden Valley Is Now" Reid Anderson / Dave King / Craig Taborn (https://www.amazon.co.jp/dp/B07T3JPM9S/)
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