"Groove Du Jour" Yes! Trio
この盤は、Aaron Goldberg買いの要素が高めで、Aaron Goldbergのピアノトリオ作としては本年2月のLeon Parkerの入った作品が最近作ということになります。
"At the Edge of the World" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64726504.html)
Omer Avitalの参加作は久々な気がしていたのですが、自blogを漁ったところ、Oudを演奏していアルバムが近作で、今年の夏にありました
"Across The Sea" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64833690.html)
ベースを弾いているアルバムを探すと2016年までさかのぼります。
"Imagine That" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63838985.html)
そこにAli Jacksonを加えたトリオでの作品ということになります。
Ali Jackson(Ds)、Aaron Goldberg(P)、Omer Avital(B)
演奏曲は、Ali JacksonとOmer Avitalのオリジナルが3曲ずつに、Aaron Goldbergのオリジナルが1曲とその他2曲という構成
01 Escalier
02 C'est Clair
03 Dr. Jackle
04 I'll Be Seeing You
05 Muhammad'S Market
06 Claque
07 Tokyo Dream
08 Groove Du Jour
09 Flow
10 Bed-Stuy
Ali Jacksonのダイナミックなドラムに耳を持ってかれるところから演奏スタート。
2曲め後半のタンバリンだと思うがまで繰り出し、そのハリのある音が曲に映えてて意外と好感触。
リリカルに粒だちの良い演奏を主体として、ソロでも普段ほど攻めたフレーズを使うようなことはなく耳障りの良い演奏を聴かせるAaron Goldbergのピアノ。
Omer Avitalのベースは、4曲め、7曲めでの、アコベでの高音域のソロをフィーチャーした演奏が印象的、
全体としてもメロディアスにフレーズを奏でながらも躍動的な演奏を聴かせる。
キレはあるが、響きの余韻も感じさせる音色で勢いのあるドラムを聴かせるAli Jackson。
それでいて、スローな曲での繊細な雰囲気も見事で耳を惹かれる。
全体に凝ったアレンジとか、変拍子を駆使したりとか、頭で聴くような演奏というよりは、どちらかというとノリの良い演奏に気持ちよく乗って聴くような、体で聴く音楽と言えそうな作風と聴いたが。
9曲めがほぼGiant Stepsなんで、曲の難易度は高いものも多いのかもしれない。
ベストは7曲め
"Groove Du Jour" Yes! Trio (https://www.amazon.co.jp/dp/B07TQYS2VW/)
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