"Take One" Christian Sands
Christian Sandsの名前をしっかり意識したのは、たぶん2015年のChristian McBrideのライブ盤だったと思います。
"Live at The Village Vanguard" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63436384.html)
自blogを漁ると2012年に参加作があるのが分かるのですが、このときはそう注目してたわけでもなく..。
本作は、その間の期間にあたる2014年のリーダー作で、国内盤で安価に出たのを見つけて買い込んできたもの。
メンツとしては、Alex Rielの参加が気になるところ。Thomas Fonnesbækは過去に聴いたことはなかったよう。
Christian Sands(P)、Thomas Fonnesbæk(B)、Alex Riel(Ds)
演奏曲は以下の通りスタンダード、ジャズメンオリジナルを中心にしたもの。
Disk1
01 Stella By Starlight
02 Lonesome Lover
03 So What
04 In A Sentimental Mood
05 Bolivia
Disk2
01 Moanin’
02 Body And Soul
03 Sand Dune
04 Syl-O-Gism
05 Someday My Prince Will Come
上述の通り、選曲がスタンダード、ジャズメンオリジナルを中心にしたもので、曲として安心して聴いていられることで難易度が程よく下がっていてとっつきが良いか嬉しい。
元々、Christian Sandsの正統的なピアノ演奏は生き生きしたものを感じられると認識しているが、
ここで聴けるサウンドが、ライブだからというのもありそうだが、より演奏の勢いみたいなものがしっかり感じられ、そこがまた余計に素晴らしさを感じるところ。
正直なところ、初めて聴いた演奏ほどの衝撃的なものまでは感じらはないが、それでも凡庸とはとても言えないしっかりと格好良い演奏を聴かせており満足度は高い。
ベースのウォーキングを中心とした4ビートの力強さも好印象で、Thomas Fonnesbæk の役割の重要さみたいなものは感じられるか。
Alex Rielの安定のドラミングとともに躍動感が感じられ、そういう意味も含めて3者のバランスが見事な演奏と言える。
Christian Sandsはアコースティックだけでの正統的な演奏にこそ魅力があることをあらためて感じいる。
ベストは情感たっぷりに奏でられる disk1の4曲めにしましょう。
"Take One" Christian Sands (https://www.amazon.co.jp/dp/B0148IFPFO/ )
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