Krantz, Carlock, Lefebvre (20200123)
Wayne Krantzはアルバム全部を揃えているくらいに好きなギタリストではありますが、残念ながらこれまで生で演奏を見たことがありませんでした。
2020年初頭にCotton Clubでのライブがあるスケジュールを見つけ、しかもこの3人のトリオが最高と思っているまさにその3人での来日ってんで、これを見逃す手はないと初日の2nd setに参戦してきました。
そんな気合入りまくりだったので、これが今年最初のライブとなりました。満を持してです。
そんなメンツは下記の通り。
Wayne Krantz(G)、Tim Lefebvre(B)、Keith Carlock(Ds)
ステージは、左(下手)から、ギター、ドラム、ベースの順に少し離れてセッティング。
座った席は、ちょっと左寄りでギターがしっかり見えるところ。
定刻を少し過ぎたところで店員がスマホのチェックにまわりだすと、3人が登場。
少し間をおいてから、おもむろにギターを鳴らしたところから演奏開始。
ちゃんとした曲のテーマなのか、リフ的な即興なのか、あるパターンでしばらく演奏を続けると、ちょっとした間合いで、テンポだったりリズムパターンだったり、一瞬でがらりとサウンドを変化させる。
立て続けにハードでゴリゴリでありながら様々な変化球を投げ込まれるような演奏を10〜15分くらいぶっ続けで繰り広げられる。
そんな演奏が4つか5つ次から次へと演奏されたら、そりゃ引き込まれるってもん。
おなじみのエフェクトをかけたサウンドでキレキレのフレーズを繰り出し、ディストーションに、細かくトレモロアームを駆使し、時にボイスまで入れる、そんなWayne Krantzのギターが圧巻圧倒的であるのは当然で。
Wayne Krantzの微妙な変化に機敏に反応して演奏の雰囲気をガラガラ変えていくKeith Carlockのキレのあるドラムの圧倒的なパワー感。
ディスクで聴いていてもその凄さを感じられるのが生だとどれだけ凄いかと..。
とんでもないものを見せて聴かせてもらいました。
Tim Lefebvreのちょっと無機的でありながら、グルーブ感のあるベースもまた素晴らしい。
1曲がっつりのソロを披露してくれた。
Wayne Krantzのトリオはさまざまなメンツで組まれるが、この3人が鉄壁なんだろうと、つくづく感じられる。
8時過ぎから70分くらいでアンコールはなし。曲のスタイルからアンコールはあり得ないらしい(納得)
終演後、知人と会話していたら、ひょんなことから3人に会える話になり、慌ててcd(新作)を買い、会計を済ませ、いそいそと後をついて歩いていくと楽屋に向かいまして、cdにサインをいただき、写真を撮ってもらいと、良い思いもさせていただきました。
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