松丸契ソロ 独壇場 (20200127)

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松丸契の演奏を聴くのは、これが2回め。
前回は、mo℉e というバンドで昨年9月に聴いています。(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/470295189.html )
それと、アルバムが1枚 THINKKAISM”(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/470849815.html )
今回はソロでの演奏ってことで、どんな松丸ワールドが聴けるか興味津々に、雪の予報のなかいそいそと出向いた次第。
独壇場は、月曜の21時からの1セットだけのライブで、若手ミュージシャン数人が順繰りに出演して月1回程度開催されている。

定刻を微妙に過ぎたところから演奏開始。
椅子に座ったままおもむろにサックスを吹き出す。
最初は単音を、ブォーブォーブォーっと吹き鳴らし、徐々にフレーズにしていくようなイメージ。
すぐにピアノに対面するようにして、ピアノに向かって音を出す。
すると、ピアノ線がその音に共鳴して小さな音でビーンと残響を響かせる。
開演前にピアノの蓋を開けて準備していたが、それがこの効果を生み出していたってこと。

印象としては、3章節分くらいのフレーズを即興で奏で、息継ぎのタイミングでリセットして次の即興フレーズに進む、そんな演奏を延々と繰り広げていく。
そしてその間に、前述のピアノの残響だったり、実際にピアノの鍵盤を叩いて音を出して
アクセントをつける。

演奏前に、ソロで人前で演奏するのは初めてであること、
これまでの演奏は他の演者のサウンドを聴きながら、その内側から出てくるような演奏を心がけてきたが、今回はその相手がいないことになる。
なんてことを話していたが、聴いていて外向き、外側からのサウンドという印象はあまり感じられず、自身の前のフレーズをきっかけにした内側からのサウンドという印象を感じたが..。

約45分強の完全即興をたっぷりと堪能してきました。
夜から雪という予報にも関わらず、初来店という人複数を含んで6~7人の聴衆でした。

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