"Temporary vol.2" CRCK/LCKS

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CRCK/LCKSは、Saxの小西がリーダーの若手の敏腕ジャズミュージシャンが集まって結成したポップスのバンドという紹介になると思います。

CRCK/LCKSのアルバムはこれが5作めで、過去の紹介は以下の通り。
今日紹介は、昨年末に、10月,12月と立て続けにリリースされた"Temporary"の2作めのほう。

メンツはここのところ不動の以下の5人
小田朋美(Vo,Key)、小西遼(Sax)、井上銘(G)、越智俊介(B)、石若駿(Ds)

演奏曲は以下の通り。
01 かりそめDiva
02 IDFC
03 interlude#1
04 Crawl
05 interlude#2
06 素敵nice
07 Rise

前半が、前作よりノリの良い曲が入っていて、聴いていて気分が高揚する。
後半は、多少メローな方面に振った曲になっていく傾向だが、いずれも最近のCRCK/LCKSの作品らしい選曲と言いたい。
そんななんで石若の叩くドラムがオンビートになる頻度は高く、叩きまくってはいるが独特のビート感に身を委ねる快感は多少減じているか。
ボーカルがお約束的に電気処理している曲がいくつか入っているが、小田の声は個人的には生声のままのほうが魅力的だと思うが…

この盤では井上のギターが良い味を出している頻度が高く、カッティングから5曲めの小品でのソロから格好良い演奏を楽しむことができる。
しかし、2曲がとても短いのもあってここでの7曲はあっという間に終わってしまうわけで、そこがちょっと不満ではある。
ボーナストラックで、SongBookに入っていたChristmas Song のクラクラバージョンを聴けるが、元曲は電気処理したボーカルだったが、こっちでは生声で録られていて、ここでのポップなアレンジと相まってこっちのバージョンのほうが個人的には好感触

ベストは、6曲め

"Temporary vol.2" CRCK/LCKS (https://www.amazon.co.jp/dp/B07ZGMB63G/ )

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