"Art Of Intimacy Vol.1" Jeremy Pelt

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コンスタントに1年1枚のリリースだったJeremy Peltのリーダー作ですが、昨年のリリースが
で2019年4月紹介(2月発売)でした。
今作も、ほぼ同じペースでのリリースで1/24が公式の発売日でした。
昨年末に来日していまして、縁あってライブを観ており、その圧倒的な上手さを体感しています。
 "Jeremy Pelt Quintet (20191129)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/471855325.html )

本作は、Vol.1となっており、次作は同時録音しているか、構想が固まっている可能性が高いので、果たして来年のリリースになるのか、その前にリリースされるのか、そんなことが気になるところ。

メンツはトリオ編成で、前作がカルテット編成でたぶんレギュラーグループでの演奏だったところから変化しています。
この編成でしばらくアルバム制作が続くんでしょうねぇ。
Jeremy Pelt(Tp)
George Cables(P)
Peter Washington(B)

収録曲は、 Jeremy Peltのオリジナルが2曲(共作含む)に、いろいろな人の曲を寄せ集めて全部で9曲という構成。
01 Love is Simple
02 Little Girl Blue
03 Always On My Mind
04 I’ve Just Seen Her
05 Then I’ll Be Tired of You
06 Ebony Moonbeams
07 While You Are Gone
08 Ab-o-lutely
09 I’ll Never Stop Loving You

美麗ゴージャスなピアノのイントロから、骨太系のガッチリした音色で丁寧に紡ぎ出されるトランペットが冴え冴えしい。
バラード集だが、きっちりとバラード集であることを主張するようなゆったりとたゆたうようなサウンドが、しっとりとした雰囲気を醸し出してくる。
優しい音色でしっとりと、まるで歌伴での演奏のような、主役のトランペットを引き立て寄り添うようなフレーズを入れてくるピアノ。
ツンツンとした音使いで、あまり目立たずに演奏の下支えを担うベース。
強く自己主張をしてはこないが、しっかり存在感を出してくる上手さを見せる。
ただし8曲めでは、冒頭から前面に出て存在感をアピールをしている。
フレーズはもとより、かすれ音を効果的に使った音色までしっかりとコントロールして、重苦しさは出さずにバラードな雰囲気を醸し出してくるトランペットの上手さ、巧さが際立つ。
先日のライブでもたっぷりと実感したが故に、ここでの演奏で、よりその凄さを感じられているような気がする。
3曲め4曲めでミュートを使うが、オープンのほうが雰囲気が出ている印象。
ドラムレスとしたことで、パルシブなアクセント的な音が排除され、全体がたゆたうような雰囲気に包まれ、それがトランペットのサウンドがより冴え冴えしく鳴り、聴かせる。

ベストは2曲めにしましょう。

"Art Of Intimacy Vol.1" Jeremy Pelt (https://www.amazon.co.jp/dp/B082PQKLXD/ )

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