"Without Deception" Kenny Barron
Kenny Barronのリーダー作を買うのは、ここでの共演者である Dave Holland とのデュオである↓
"Art of Conversation" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62905325.html )
以来。
Kenny Barronの名前はよく見ているつもりだが、良い聴き手ではないことを実感してます。
そういう意味でh、Dave Holland, Johnathan Blakeというメンツに釣られたところも大きな要因ではあります。
Johnathan Blakeとは、未聴の"Concentric Circles" (https://www.amazon.co.jp/dp/B07B62TYP9/ )のメンツでした。
そんな3人でのトリオ作での作品が本作ということになります。
Kenny Barron(P)、Dave Holland(B)、Johnathan Blake(Ds)
演奏曲は、Kenny Barronが4曲(1,3,4,5)、Dave Hollandが2曲(7,9)に、Mulgrew Miller, Sumi Tonooka, Duke Elllington, Thelonius Monkが各1曲で全部で10曲。
1.Porto Alegre
2.Second Thoughts
3.Without Deception
4.Until Then
5.Speed Trap
6.Secret Places
7.Pass It On
8.Warm Valley
9.I Remember When
10.Worry Later
明るく軽やかな曲調の4ビートを中心とした選曲、ラテン調の曲が多めで良いと思う。
ピアノが奏でるコロコロとしたテーマが高揚感のあるサウンドを奏でると、気分も高揚してくるってもの。
このピアノが、さらりと軽やかでありながら凡庸な雰囲気は一切感じられない、聴き流すように聴いててもじっくり聴いてても、その素晴らしさを感じられるような聴き応えのあるもので、あらためて「おこがましくも)Kenny Barron侮れないと感じた次第。
そんなテーマの後の最初のソロをベースが担う場面が前半2曲で用意されているところが、Dave Hollandの重鎮さを物語っているか。
さすがに、存在感のあるがっつりとした演奏を楽しませてくれる。
軽やかなノリを見せながら、表現力豊かなドラミングを聴かせるJohnathan Blakeのドラムがこれまた秀逸で、気持ち良く演奏に乗ることができる。
3者のそれぞれが創造力豊かでありながら、息のあった演奏は、さすがとしか言いようがない。
ベストは、ファンクな7曲めにしましょう。
"Without Deception" Kenny Barron (https://www.amazon.co.jp/dp/B081WRZNS2/ )
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