"Across The Universe -The Beatles Vol.2" Al Di Meola
個人的にAl Di Meolaのアルバムってのはほとんど聴いておらず、これだけギターアルバムを多く聴いているのに聴いていないってのもどうかと思いますが..。
もっとも、古いジャズギタリスト(Joe Pass, Kenny Burrell,Barney Kessel, Tal Farlow..)の多くもまともに聴いていないし、
Fusion期のギタリスト(Larry Carlton, Lee Ritenour, Scott Henderson, Allan Holdsworth, Earl Klugh…)でさえ、まともに聴いていない面々が多いので、まぁそんなもんです。
Al Di Meolaのアルバムを自blogで検索したところ、Return to Forever “Returns” (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57271017.html )でメンツに名前があるのを見つけましたが、そんな程度です。
もしかしたら”Elegant Gypsy”(https://www.amazon.co.jp/dp/B01B3IKBSS/ )も有名曲以外は聴いていないんじゃないかと..。
この盤もどうしようかって感じだったがBeatles作品集ってのがちょっと気になって購入したもの。
Beatles集はこれが2作めということになるようですが、1作めは買っていません。
Vol.1は2013年リリースの
"All Your Life" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00E1SM5UA/ )
参考までに、Vol.1の収録曲も記しておきます。
01 In My Life
02 And I Love Her
03 Because
04 Michelle
05 I Will
06 Eleanor Rigby
07 Penny Lane
08 Blackbird
09 I Am the Walrus
10 Day in the Life
11 Being for the Benefit of Mr. Kite
12 With a Little Help from My Friends
13 If I Fell
メンツですが、基本はAl Di Meolaがほとんどの演奏をしていて、少しだけゲスト的に数人が含まれます。
Al Di Meola(G,B,Kbd,Per,Vo,..)
Amit Kavitthar(tabla)、Herman Romero(Chaka Strums,Palmas)、Randy Brecker(Tp)、
Budapest Strings(1,6)、New Jersey Philharmonic(1,4)、Derek Wieland Brass Section(5,8)
演奏曲は以下の通り。
01 Here Comes The Sun
02 Golden Slumbers Medley
03 Dear Prudence
04 Norwegian Wood
05 Mother Nature's Son
06 Strawberry Fields Forever
07 Yesterday
08 Your Mother Should Know
09 Hey Jude
10 I'll Follow The Sun
11 Julia
12 Till There Was You
13 Here, There And Everywhere
14 Octopus's Garden
上述の通り、ほとんどの楽器をAl Di Meolaが演奏していることがわかる。
複数のギターを中心に、弦楽器、タブラ、パーカッション等々がサウンドを豊かにしてちょっとゴージャスな雰囲気すら感じるような作り。
1曲のなかに多くのギターのサウンドが含まれており、クラシックギター、フルアコ、ソリッドのエレキ…と、聴いていて音色の差が良くわかり、さながらギターサウンド図鑑のような感じにすら聴こえるくらい。
ライナーは1曲ごとにクレジットの記載がされているが、よく見ると、ギターについてはこと細かにメーカー名、モデル名まで記載されていて、ギター(楽器自体)が好きな人にとっては涎もんなのか?
エレガントな響きから、超高速演奏から、ザクザクとした刻みとか、流暢かつ表情豊かなギターサウンドをこれでもかと浴びせられるような状況で、ギター少年が泣いて喜ぶような、そんな表現が一番似合っているんでしょう。
当然だが、有名な曲が並んでいるわけだが、多くは元曲の雰囲気を色濃く残した状態で、程よくアレンジも施され、ときにあの曲をこう表現するのかと、わくわくもさせられる。
そして、要所ではオリジナルでの楽器の音色をそのまま利用してフレーズを奏でるリスペクトも見せる。
最後が、女の子の歌声を被せた短い演奏があらわれ、ちょっと意表を突くサウンドで唐突に終わる。。これ必要だったのか
ベストは、一番元曲から離れたアレンジを聴かせている6曲めにしましょう。
"Across The Universe -The Beatles Vol.2" Al Di Meola (https://www.amazon.co.jp/dp/B0847YSPKJ/ )
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