"Les Voix Du Silence" Georges Paczynski
Georges Paczynskiの名前を聞くのは、澤野のアルバムが隆盛を極めていたころ以来か。
たしか下記2作は家の中を探すと出てくるはず
"8 year's Old" (https://www.jazz-sawano.com/products/as005 )
"Levin' SongG" (https://www.jazz-sawano.com/products/as068 )
本作は、ジャズ批評誌のジャズオーディオディスク大賞をとってまして、そんな話題もあって
聴く機会をいただいたもの。
正確には、先日の新譜会(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474273778.html )の際にお借りしました。
メンツは、リーダーでドラマーのGeorges Paczynskiに、ピアニストのEtienne GuereauとベーシストのMarc Buronfosseとのトリオ、両名ともフランス人で、自blogを検索しても出てこないのでおそらく初聴きの人。
Georges Paczynski(Ds,P:13)、Etienne Guereau(P)、Marc Buronfosse(B)
演奏曲は以下の通り。いかにもフランス語なタイトルが並びますが、おそらくすべてGeorges Paczynskiのオリジナルでよさそうです。
01 Le Chemin
02 L'ombre
03 L'attente
04 L'inquietude
05 L'apaisement
06 Le Regard
07 Le Sourire
08 Le Geste
09 Le Toucher
10 L'eclair
11 L'ineffable
12 Le Silence
13 Madame d…
14 L'eternite
リリカルで叙情的な優しい音色のピアノで奏でられる演奏。
ドラムがブラシを多用する繊細な表現で反応すれば、ベースもメロディアスなフレーズでピアノの雰囲気にしっかり合わせてくる。
ツンツンと奏でられる4ビートにしっかり乗っかったベースと、シンバルを基調としたオンタイムのドラムと、王道ジャズ的に安心のサウンド。
曲もリズムもしっかりわかりやすくメロディアスなサウンドなので、気持ちよく何も考えずにそのサウンドに没頭できる。
1曲の演奏時間もあまり長くならないよう抑えられていて、曲の雰囲気が早めに変わってゆくのが、気持ちよく聴いていられる要因かもしれません。
冒頭記載の通りに、音の良さが際立っているので、各楽器の音色と音色の微妙な機微に耳をそば立てて聴いているのが吉なんでしょう。
そんな楽しみ方が、合っているように感じられる。
ベストは、10曲めにします。
"Les Voix Du Silence" Georges Paczynski (https://www.amazon.co.jp/dp/B07Y9B1MX2/ )
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