Kevin Field "SOUNDTOLOGY"
Kevin Fieldというニュージーランドのピアニストのリーダー作で、これはCDでのリリースはなさそうで、自分は、聴かせてもらってます。。
メンツが豪華で、ギターを擁したカルテットを2つほぼ半々くらいで使っていて、それぞれが以下の通り。
ギタリストがMike Moreno, Nir Felder、ベーシストがMatt Penman, Orlando le FlemingでドラマーがNate Wood, Charles Haynes。Charles Haynesだけ記憶になかったんですが、Marcus Strcklandのアルバムに入っていました。
近作は、"People Of The Sun"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64741340.html )
メンツは、曲ごとに以下の通りの分配です。
M1,3,6,8,9
Kevin Field(P)、Mike Moreno(G)、Matt Penman(B)、Nate Wood(Ds)
M2,4,5,7,10,11
Kevin Field(P)、Nir Felder(G)、Orlando le Fleming(B)、Charles Haynes(Ds)
演奏曲は、クレジットが見つかりませんでしたが、たぶんすべてKevin Fieldのオリジナルでよさそう。
01. Quintus Maximus
02. Good Friday
03. People Factory
04. High Crane Drifter
05. Yes Man
06. Acme Music Corporation
07. Quran Quran
08. Raincheck
09. Quid Pro Quo
10. Leper Dance
11. Good Friday Reprise
全体的には、メンツから予想できる通りコンテンポラリ軽快の小刻みなリズムを駆使したサウンドと言える。
フロントをピアノとギターとで担っているが、ギタリストは2人「実はバンドが2つ)を曲によって使い分けている。
大雑把には、重厚感のあるサウンドをしなやかにきかせるMike Morenoと、タイトでテクニカルなサウンドのNir Felderという使い分けかなぁと行ったか感じ。
重量級リズム隊といった様相のMatt Penman、Nate Woodに対して、テクニカルでメカニカルなリズムを駆使するOrlando le Fleming、Charles Haynesコンビという印象。
全体の印象としては上記の通りだが、ギターと二分してフロントを担うKevin Fieldの、曲によりアコースティックとエレクトリックを使い分けているピアノの、アグレッシブな攻め系のソロを真っ向勝負的に畳み掛けてくるのが、ことのほか格好良い。
2つのバンドの2つの個性が良い塩梅に振り分けられていて、そう明確ではないがそれでも違いを感じさせるのが、聴いていていろんな期待感を感じさせる。
個人的には、Mike Moreno側の演奏に好みのものが多いかなぁ。
ベストは8曲め
Kevin Field "SOUNDTOLOGY" (https://www.amazon.co.jp/dp/B085W9S4FV/ )
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