George Colligan "Live In Arklow"

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George Colliganの新作はライブ盤です。
ここのところGeorge Colliganのピアノ作は良い作品が多いので楽しみにしているのですが、それがライブでの演奏で聴けるのだから期待感は高まります。
近作は2019年の下記

メンツは前作からも変わってきているので、とくにレギュラートリオという感じでの活動を持っているわけではなさそう。
George Colligan(P)、Darren Beckett(Ds)、David Redmond(B)

演奏曲は、2,3,6曲めが前作に入っていた曲で、これらがGeorge Colliganのオリジナル。他はFreddie Hubbard(1), Cole Porter(4), Carlos Lyra(5)で全部で6曲という構成。
1 Up Jumped Spring
2 Lost on Fourth Avenue
3 Again with Attitude
4 What Is This Thing Called Love
5 The Influence of Jazz
6 Usain

冒頭から8/6拍子曲、2曲めも8ビート系と、スタイルとして大枠ではオーソドックスでありながら非4ビートを前半に持ってくるところが攻めているなぁと感じたのが第一印象。
ライブならではの勢いのある演奏が繰り広げられるが、
なんといってもGeorge Colliganの粒立ち良くタッチも強いピアノの清々しい気持ち良さ
フレーズも小細工なしにがっつりとしたもので、力強さを感じる演奏が清々しい。
Darren Beckettのドラムがアグレッシブかつ、けっこう強めにぶっ叩く系で、ピアノの打鍵に負けない力強さを感じさせる。
このドラムがあるために全体の音の勢いが出てきているような印象。
David Redmondの弾くメロディアスなフレーズを多用したベース。
と3者がそれぞれの持ち味が上手い具合に融合して、アグレッシブでありながら繊細さも感じられるようなピアノトリオを楽しむことができる。

ベストは2曲めでしょうか。

George Colligan "Live In Arklow" (https://www.amazon.co.jp/dp/B085DS7J1Q/ )

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