"Curiosity" Gene Segal

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Gene Segalというロシア生まれでアメリカで活動しているギタリストのリーダー作で、これは聴かせてもらったものです。
Discogでは、2015年, 2017年の2枚のアルバムが掲載されていて、この盤が3枚めのようで、2020年1月のリリース。

メンツは以下のとおり。
ピアノのBrian Charetteは、過去にリーダー作"Live At Deanna's"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61096709.html)を聴いています。
Tiago Michelinは、Nando Michelin のアルバム"Reencontro"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63873267.html )で2曲でドラムを叩いてました。
ベースのSean Conleyは初聴きのようです。
Gene Segal(G)、Brian Charette(P, Org)、Sean Conley(B)、Tiago Michelin(Ds)

演奏曲は、10曲めがThelonious Monkで、残りの曲はGene Segalのオリジナル。
1. R.O.W.
2. The Inevitable
3. Reverend Bg
4. Charisma
5. Curiosity
6. Last Time We Spoke
7. Ole
8. Quiet
9. Again Blues
10. Light Blue

洗練された雰囲気を醸す端正なサウンドでありながら、ちょっとひと癖を感じさせるようなそんな曲調が大半を占める印象。
1曲めが4ビートのしっかりしたJazzだし、おおよそ半分くらいは4ビートだが、全体的にはJAZZというよりもSmooth Jazz系のサウンドのイメージが強めに感じられるか。
Gene Segalのギターが、個人的感覚としては、ひと昔前のロックっぽい泣きのサウンドと、アウトしないジョンスコのような演奏とを合わせたような印象を持ったが、なんかどっかで聴いたような感も頭によぎりながら、でもなかなか楽しい演奏を聴かせている。
前述のSmooth Jazzな雰囲気は、このギターサウンドによるものかも。
Brian Charetteのアコピによる端正でありながら音数多めのバッキングと、オルガンによるちょっと派手めな演奏と、曲によって楽器を変え、曲の雰囲気も変化させてくるのは、演出の妙技と言えそう。
ソロの良さもさることながら、バッキングでの好サポートが映えている印象。

ベストは9曲めにします。

"Curiosity" Gene Segal (https://www.amazon.co.jp/dp/B07ZLK68W2/ )

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