“Little Big II : Dreams Of A Mechanical Man” Aaron Parks
Aaron Parksの新作は、2018年のアルバム"Little Big"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64679613.html )の2作めという位置づけになる作品。
メンツが前作と同じなので、アルバムタイトルとしての"Little Big"というよりは、このバンドの名前が Little Big と解釈したほうが合っているような気がする。
Aaron Parks(P,Syn,Rhodes,Celeste,Vib,Vo)、Greg Tuohey(G)、David Ginyard Jr(B)、Tommy Crane(Ds)
演奏曲は以下のとおり。すべてAaron Parksのオリジナルで良いはずです。
01 Attention, Earthlings
02 Here
03 Solace
04 Friendo
05 Is Anything Okay?
06 The Shadow & The Self
07 The Storyteller
08 Dreams of a Mechanical Man
09 My Mistake
10 The Ongoing Pulse of Isness
11 Where Now?
12 Unknown
8ビートのコンテンポラリ系を中心により新しいサウンドを混ぜ込んだようなサウンド。
ギターが前面に出てテーマからアドリブから、ピアノとのユニゾンを聴かせたりと主役然とした扱いを担っていて、ピアノは、ソロこそあるが、基本はバッキングにまわって好き放題やらかす方に主眼を置いている印象。
2曲めが、多分Steely DanのBoston Ragを元にしてると推測するが、最近のコンテンポラリ系のアルバムでSteely Danの曲を彷彿とさせる曲が入っていることがなんだか多いような気がしている。
特筆すべきミュージシャンとして..。
まずは、リーダーのAaron Parks。
前述のとおり、バッキングでの出過ぎず、それでいて個性をしっかり効かせるような巧みさを見せるさまは実に素晴らしい。
演奏を俯瞰したところから、楽しく演奏をしているようなそんな余裕感というか、度量を見せているというか.。
そして、ギターのGreg Tuohey。
Kurt Rosenwinkelからの影響を感じさせるコンテンポラリー系のサウンドを基本としてはいるが、Aaron Parksのバッキングを従えて、曲調にあわせたクールにエモーショナルな演奏を繰り広げる。
特に6曲めが、Kurt Rosenwinkelの音世界に似た雰囲気になっているのはちょっとしたもんだと思ったり。
ベストは、12曲めにしましょう
“Little Big II : Dreams Of A Mechanical Man” Aaron Parks (https://www.amazon.co.jp/dp/B088CRRSVL )/
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