"II" Nir Felder

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このアルバムがNir Felderの2作めのリーダー作らしいが、それがにわかには信じられないくらい多くの作品で名前を目にしている。
2020年の前半に自blogで紹介しているアルバムだけでも、下記3枚が出てくる。
 Olivier Le Goasの"On Ramp Of Heaven Dreams" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474048109.html )
そして、1枚めのリーダー作が2014年の下記でありました。

本作はシンプルにトリオでの演奏を収めており、そのメンツは以下のとおり。
ドラムのJimmy MacBrideは、Roxy Cossのアルバム"Future Is Female"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474041550.html )で叩いている人でした。
Nir Felder(G)、Matt Penman(B)、Jimmy MacBride(Ds)

演奏曲は、すべてnir felderのオリジナルで7曲収められている。
01 The Longest Star
02 Interregnum
03 Fire in August
04 Coronation "Capsule"
05 Big Heat
06 Big Swim
07 War Theory

コンテンポラリー系の曲、ブルース基調の曲、エレクトロ色の強い曲、と言った感じの曲調が並ぶ。
多くの曲で、電子音が飛び交っている印象(1曲めのバックはバンジョーか?)だが、それが曲の雰囲気を大きく変えるような事態にはなっておらず、良い感じに溶け込んでいるところがちょっと凄い。
おそらくであるが、ドラムの叩き出すリズムが、終始強くビート感を出していて、それが曲の強烈な印象になっているからのような気がするが、はてさて。
5曲め中後半のドラムの推進力は圧巻。
Nir Felderのギターは、少しエフェクト(リバーブ、ディストーションとか?)をかけたサウンドを駆使して、ロックテイストを感じさせる速いフレーズからエモーショナルなフレーズまで、
創造性豊かな即興を織り交ぜながら、個人的ツボにしっかりはまった格好良いギターサウンドを聴かせる。
あぁ、たまらん。

ベストは3曲めにしましょう。

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