"Blues As A Whistle" Adam Niewood
Adam Niewoodのリーダー作を聴くのは、これが2枚め。
過去の聴取記録は、2019年の下記だが、これはメンツが凄かった..。
"Home With You, At Last" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/470541074.html )
本作は、参加のGene Segal繋がりで聴かせてもらったもので、リーダー作を先日紹介している。
"Curiosity" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/476192198.html )
メンツは、前作と比べると地味というのは否めないが、前作が豪華すぎただけとも言える。
Adam Niewood(Ts,Ss)、Tony Marino(B)、Ian Froman(Ds)、Gene Segal(G)
演奏曲は、Adam Niewoodが5曲、Gene Segalが2曲のオリジナルにCharles Mingus(2), John Coltrane(7)で全部で9曲
1.Wonder Wheel
2.Duke Ellington's Sound Of Love()
3.Shouldda Couldda Wouldda
4.The Healer
5.Blue As A Whistle
6.Four Flights Up
7.Blues To You
8.Grace
9.Pisces
冒頭こそ、ギターが先導するコンテンポラリ系と言いたくなるようなサウンドで始まるが、2曲めでサックスが味わい深く鳴り響くスローな曲で、雰囲気が一転する。
3曲めでは、ベースがビートを刻むがっつりの4ビートに、2管アンサンブルでのテーマで始まるどハードバップと言った風情の曲。管は一人のはずなので、多重録音をしていると推測。
4曲めは、よりスピリチュアルな気配が濃い作風で、ベースの重厚なサウンドに、重々しさのあるサックスが絡む。
曲が進むと、ギターが登場する場面が激減(6,8,9曲めで出てくる)して、ひたすらにベースとサックスのコラボレーションといった風情の場面が強調される。
冒頭のコンテンポラリ色のサウンドでその後の傾向を推し量ると、間違った判断をすることになる。
この盤は、サックスとベースを聴いているのがなによりも楽しいし、本分であるのは間違い無いでしょう。
ベストは、一番ポップな9曲めにしてみましょう。最後にホッとする感じが心地良い。
"Blues As A Whistle" Adam Niewood (https://www.amazon.co.jp/dp/B07ZLK6P7B/ )
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