林栄一, 早川岳晴デュオ(20200801)

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林さんの演奏を聴くのは、今年の2月以来。その時の記録は..
早川さんは、昨年7月の加藤、江藤とのトリオ以来でした。
 "江藤良人、加藤一平、早川岳晴(20190629)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64824231.html )
ほぼ開場時間に到着。一番のりでした。いつもの定位置に座って開演を待ちます。
と、林さんが後からやってきました。
ということは、リハーサルも前打ち合わせもなく演奏するということになりますか..
定刻を少し過ぎたところで開演。

あらためてメンツは以下のとおり。
林栄一(As)、早川岳晴(B)

Charlie Haden(O.C.), Ornette Coleman(Lonely Wo,man), Roland Kirk(Lady's Blues) 等4曲演奏して1st set終了
今回、早川さんはウッドベースを持ち込んでいて、早川さんのアコベを聴くのはいつぶりだ?と、とても久々な気がしている。
立ち位置は、中央に早川さん左側に林さん、早川さんのソロになると林さんは椅子に座るようなことが多かったか
(宿酔いで迎え酒をしながらの演奏だった)
イントロは、打ち合わせでいずれかが担い、そこからテーマを演奏し、ソロになだれ込むという展開はだいたいの曲でのパターン。
曲も、(冒頭記載の通り)その場で打ち合わせして決めているよう。
ただ、譜面はほぼなく、早川さんが最初の曲でちょっと見て、アンコールで林さんが見ていたくらいか。
早川さんの硬質な音色でのゴリゴリのベースが心地良くソロのたびに聴き惚れる。
林さんのいつも通りの快調な演奏も健在。
前述の体調を考えたら、どっからそんな演奏をする力が出てくるのか?って気もするが、そこはさすがの長年の技なんでしょう。
テーマもがっつり聴かせ、ソロもがっつりと、音色の変化もいつも通りに格好良くキメてくる。

2nd setは、オリジナル(回想), スタンダード(You Don't Know What Love Is)、Thelonius Monk(Well You Needn't), オリジナル(Naadam)という布陣。
冒頭の、林オリジナルのバラードが何とも沁みる演奏で良かった。
最後の曲が、名曲ナーダムで、これは最近のお決まりになっているということでしょう。
今年2月のソロでも最後の曲だった気がする。あの日もLonely Womanは演ってたので、これも定番曲だと思う。

アンコールは、林さんが後ろに行って自分の楽譜帳を引っ張り出してきてのLeonard Cohen(hallelujah)。
これが
店主、村上さんも感動していたようです。

1st,2nd両セットとも45分くらいだったか。それにアンコールにも応えてくれました。
お客さんは10人を切る人数(徐々に増えてった)でしたが、その分1人が享受する音のパワーは多かったということで、良い思いをさせてもらいました。

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