Lyle Mays Trio "Atlanta 1981"

1_082.jpg
Lyle Mays Trioの1981年の音源。
一般の販売(正規リリース?)で、2枚組のリリースが告知されていたもので、Lyle Maysのトリオでの演奏は希少なはずなので聴いてみようと思っていたのですが、たまたまBoot音源を眺めていた時に、同じ音源の3枚組のものを見つけたので、これはこっちでしょう。と買いを決めたもの。

Lyle Maysのリーダー作は、下記6作存在するが、トリオでの演奏は"Fictionary"だけ
サイド参加でトリオ作があるかは未確認..。
 "Street Dreams"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00BC7H9QI/ ) 1988

こちらが正規リリースの収録曲。満遍なくすべてのディスクからの演奏を持ち寄ってきているような構成でした。
曲のうしろに本作のトラック番号を記します。
Disc1
01 Fictionary 3-6
02 Stella By Starlight 1-6
03 I'm Your Pal 1-7
04 Nardis ???
05 I Hear A Rhapsody 1-8

Disc2
01 Recorda Me 2-2
02 Dolphin Dance 2-3
03 My Funny Valentine 2-6
04 Spring Can Really Hang You Up The Most 3-1
05 Falling Grace 3-2
06 Close To Home 3-3
07 All The Things You Are 3-4

メンツは以下のとおり、
Lyle Mays(P)、Marc Johnson(B)、Danny Gotlieb(Ds)

そして、本作の演奏曲は以下のとおり
Disc 1
1.Introduction
2.Recorda Me
3.Dolphin Dance
4.Untitled
5.Unknown
6.Stella By Starlight
7.I'm Your Pal
8.I Hear A Rhapsody

Disc 2
1.Introduction
2.Recorda Me
3.Dolphin Dance
4.Unknown
5.I'm Your Pal
6.My Funny Valentine(inc)

Disc 3
1.Spring Can Really Hang You Up The Most
2.Falling Grace
3.Close To Home
4.All The Things You Are
5.Untitled
6.Fictionary

全体的にエバンス的なアプローチでの演奏が多い印象かなとは感じられる。
それでいて、具体的にどことは言えないが、高音域の使い方、フレーズの構成とかになると思うが、しっかりLyle Maysを感じる音作りはされていて、好きものとしては、そこが聴いどころってことになっている
特に即興での、Lyle Maysならではのダイナミックに美しいフレーズ、サウンドの素晴らしさ。
ピアノトリオだからこそ、存分に堪能することができるところが、なにより貴重。
よくよく聴いていると、4ビートでBill Evansが、8ビートでLyle Maysらしさが色濃く出ているような感じと聴いたがはてさて。
後ろでグラスがガチャガチャ鳴ってる音が聞こえるのが、エバンスの名盤を彷彿とさせてて、これまた良い雰囲気。

ベストはdisk3-5にします

Lyle Mays Trio "Atlanta 1981" (http://www.cyberseekers.com/212320-j.htm )

この記事へのコメント