"Dizzy Atmosphere" Dave Douglas

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Dave Douglasのリーダーアルバムを聴くのは、2017年の下記以来。以前は積極的にいろいろ聴いていたが、自身のレーベルからのリリースのため多作なのでいつしか積極的にには買わ(え)なくなっているような状況。
 ”Brazen Heart Live at Jazz Standard Saturday” (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64217573.html )
本作は久々に気になって購入に至ったが、Matthew Stevens, Fabian Almazanの参加が大きいか..。
タイトルにDizzy Gillespieを冠したアルバムで、下記するがDizzy Gillespieの曲はまんなかのラテン調の2曲だけだが、AtmosphereとあるようにどっぷりとDizzy Gillespieを目指したわけではなさそう。

メンツは、トランペットを2本擁したセクステット編成で、以下のとおり。
Dave Douglas(Tp)、Dave Adewumi(Tp)
Matt Stevens(G)、Fabian Almazan(P)、Carmen Rothwell(B)、Joey Baron(Ds)

演奏曲は、2曲(5,6)がDizzy Gillespieで、他の曲はDave Douglasのオリジナル。
1.Mondrian
2.Con Almazan
3.Cadillac
4.See Me Now
5.Manteca 07:42
6.Pickin' The Cabbage
7.Pacific
8.Subterfuge
9.We Pray

8ビートの曲を中心に4ビートも少々、ラテン色のある曲を中ほどに配した選曲。
全体にコンテンポラリ系の曲調が中心で知的な雰囲気を感じさせる。
リーダーのDave DouglasにDave Adewumiが入る、ちょっと珍しい2本のトランペットによるアンサンブルと掛け合いが表向きの聴きどころになると思う。
この両者のテイストは似ていて、個性の差異は感じられる(たぶんちょっと枯れ気味の音色の左側がDave Douglasだと推測する)が、良い感じに融合していて、そんな2管が縦横無尽に絡み合う様はなんともエキサイティング。
サウンド自体はちょっと渋めのところを突いていて、派手な立ち回りというよりはしっかり聴いていると燃え(萌え)てくるような、そんな演奏を聴かせる。
そんな2管の間隙を縫ってよりエキサイティングなサウンドを出してきているのがピアノのFabian Almazanで、なかなかに攻めたフレーズを入れてきていて、スルッと入ってくるとハッとするような場面が何度となく訪れる。
Matthew Stevensのギターも要所で良いソロを聴かせてくれるが、このサウンドが出てくることでコンテンポラリ色をより色濃くしているのは間違いのないところ。
Joey Baronのドラムも、ラテン曲での派手な立ち回りの格好良さもさることながら、他の曲でもセンス良い演奏がなんとも光っている。7曲めとか、良い味出してます。

ベストは5曲めで。

"Dizzy Atmosphere" Dave Douglas (https://www.amazon.co.jp/dp/B085F19JT3/ )

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