"1962" Ricardo Grilli

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Ricardo Grilliというブラジル出身のギタリストの2枚めのリーダー作
前作の紹介は下記
真偽は定かではないが、両親の年齢がアルバムタイトルになっているとか...

前作は、Aaron Parks, Eric Harland, Joe Martinというメンツの良さもあって買いを決めていましたが、本作も Mark Turner, Kevin Hays, Joe Martin, Eric Harlandと、しっかり良いメンツを揃えていて、前作の内容の良さもあったので速攻で買いを決めています。
Ricardo Grilli(G)、Mark Turner(Ts)、Kevin Hays(P)、Joe Martin(B)、Eric Harland(Ds)

演奏曲はいかのとおり、すべてRicardo Grilliで良いはずです。
01 1954-1962
02 Mars
03 Signs
04 Coyote
05 E.R.P.
06 The Sea And The Night
07 Lunatico
08 183 W 10th St.
09 Virgo (Oliver's Song)
10 Voyager

コンテンポラリ系の楽曲であるのは前作同様で、8ビートを中心に4ビートの曲を織り交ぜたような作風。
特に難解な曲はなく、リズムもそう凝っているようなものはなさそうだが、2曲めとかちょっとクセのある感じだったり、実は。。って曲が含まれていそう。
前作もそうだったが本作も基本的にはブラジル臭はほぼ感じられないが、4曲めはボサノバのリズムを感じるか。

Ricardo Grilliは、曲によって微妙に音色を替えてきている部分はあるが、基本的にはきれいな音色で淀みないフレーズを重ねていくギター。
このギターに対して、Mark Turnerのビブラートをほとんどかけないけど独特な抑揚を感じさせるサックスと良い対比をみせていて、そこが聴きどころに繋がっている。
Kevin Haysのオーソドクスなフレーズを多用した演奏でありながら、これがRicardo Grilli, Mark Turnerの演奏に良く合っていて地味だけど上手さを感じさせ、曲調とも相まって心地良いサウンドを形成している。
Eric Harlandのリズミカルでありながらメロディアスな側面をも持ち合わせたドラミングは、やっぱり上手いねぇと
Joe Martinのメロディアスなベースも素晴らしい。

ベストは10曲めにしましょう

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