"Conspiracy" Terje Rypdal
Terje Rypdalのリーダー作を紹介するのは2006年の下記以来。
"If Mountain Could Sing" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a41143964.html )
ECMを代表するギタリストであることは承知しているが、過去からECMを代表するミュージシャン(Keith Jarrett, Pat Metheny以外)との縁が薄く、あまり聴いていないというのが実情です。
そんなわけで本作も聴かせてもらった音源ってことになります。
メンツは、以下の4人。
Terje Rypdal(G)、Stale Storlokken(Kbd)、Endre Hareide Hallre(B)、Pal Thowsen(Ds)
演奏曲はすべてTerje Rypdalのオリジナルで良いと思います。
1. AS IF THE GHOST ... WAS ME!?
2. WHAT WAS I THINKING
3. CONSPIRACY
4. BY HIS LONESOME
5. BABY BEAUTIFUL
6. DAWN
上述の通り、普段Terje Rypdalのサウンドに接していない身にとっての文章であることを先に書いときます。
的外れが過ぎても怒らないでください。
シンセによるパイプオルガンのような通奏的サウンドを背に独特なギターサウンドをのせてくるというのが第一印象。
実際のところは、1曲めがシンバル打ち鳴らしをバックに従え、3曲めがいかにもロックといった感じの大仰なドラム(ツインドラムに聞こえるが)によるビートの効いたリズム、と多彩なサウンドを聴かせる。
Terje Rypdalはおそらくプログレのギターのテイストを強めに持ったギタリストだと思うが、そんな雰囲気をしっかりと聴かせるサウンド。3曲めがそれを一番ストレートに聴かせている。
そんなTerje Rypdalの音世界を具現化し、ブレずに一貫性のあるサウンドに仕上がっているところが貫禄のあるところを感じさせる。
ベストは3曲め
"Conspiracy" Terje Rypdal (https://www.amazon.co.jp/dp/B08DC9ZRFP/ )
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