"City Of Dreams" Chico Pinheiro

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Chico Pinheiroというブラジルのギタリストのリーダー作で、Chris Potterが客演しているところがミソ。
ブラジルの最近の音楽もいろいろ聴いているつもりではいるが、さすがに層が厚くまだまだ良いミュージシャンがいるんだろうなとは思いつつ、なかなかいろいろと聴き漁るという状況にもなれず..。
本作もChris Potterが入っているにもかかわらず完全に未チェックで、先日の新譜会でおそわり、そのまま聴かせてもらっています。

そうはいっても、Chico Pinheiroを自blogで検索すると、Andre Mehmariとの共作(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61897316.html)、Vinicius CantuariaのAntonio Carlos Jobim集(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63279129.html)なんて出てきますが...。
他のメンツは、Edu RibeiroでYamandu Costaのアルバム(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a50962361.html)が見つかりました。

Chico Pinheiro(G)、Tiago Costa(P)、Bruno Migotto(B)、Edu Ribeiro(Ds)
Chris Potter(Ts:3,7)

演奏曲は以下のとおり。すべてChico Pinheiroのオリジナル。
01. City Of Dreams
02. Interlude
03. Long Story Short
04. Estrada Real
05. Gesture
06. Invisible Lights
07. Encantando
08. Theme
09. Vila Madalena
10. Farol
11. Up In The Air

程よい疾走感と、ほんのりとした哀愁感と、ブラジルの音楽らしい和音使い、さらには前面に出過ぎない程度のボイス。
ちょっと前のAntonio Loureiroの音楽とか好きならどっぷりハマりそうなサウンド。
7曲めでは、Toninho Hortaの音楽に似たサウンドをも聴かせる(後半ではChris Potterが絡んでくる)。
そこにChris Potterが入ってくるわけだから、個人的嗜好の直球ど真ん中と言っても過言ではないサウンドってことになる。
そのChris Potterは3曲め、7曲めの2曲で登場するが、しっかり自分の役割を自分の個性を発揮してブラジル音楽の心地良いサウンドに、程よいインパクトを与えてくる。
なんといっても、ギターがエモーショナルに速いフレーズを淀みなく弾き切る旨さ巧さが効いていて、なんとも格好良い

ベストは、6曲めにしましょう。

"City Of Dreams" Chico Pinheiro (https://www.amazon.co.jp/dp/B08BXDP92J/ )

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