"Slipknots Through A Looking Glass" Eric Revis
Branford Marsalis BandのベーシストであるEric Revisのリーダー作。
Eric Revisのリーダー作を聴くのは2013年の "Parallax" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62049086.html ) 以来。
この間にも数作リリースはあったようだが縁がなかったんでしょう。
本作のメンツは、2管Quintetを中心にしたもので、Justin Fauknerが2曲で客演している。
Eric Revis(B)、Kris Davis(P)、Bill McHenry(Ts)、Darius Jones(As)、Chad Taylor(Ds)
Justin Faukner(Ds:1,3)
演奏曲は、Darius Jones, Bill McHenryがが1曲ずつ、2曲めがメンバー3人の共作、残りがEric Revisのオリジナルという構成。
01 Baby Renfro
02 Spae
03 Earl & the Three-Fifths Compromise
04 Slipknots Through a Looking Glass, Pt. 1
05 Shutter
06 ProByte
07 Slipknots Through a Looking Glass, Pt. 2
08 House of Leaves
09 When I Become Nothing
10 Vimen
11 Slipknots Through a Looking Glass, Pt. 3
ミニマルでメカニカルな1曲め、
アフリカの反復系リズムにスピリチュアルな気配を加味した2曲め、
Slipknots Through a Looking Glassとタイトルされている曲は、ベースの二重奏(たぶん多重録音)を主体に、遠くでサックスが咆哮しているような曲。
7曲めは、さらにピアノも参戦しているが、この3曲はツインベースの掛け合いが聴きどころ。
スネアが四分音符で強打する上を、2管がほぼユニゾンでテーマ演奏、その後ろでピアノが即興している、スカっぽいところもある強インパクトな5曲め
ドロっとしたドラムの連打にスピリチュアルなフレーズが響く10曲め
全体的には、そう重たくはないがスピリチュアル感のある曲調が続く、そう聴きやすいわけではないが、それでも曲ごとの変化が楽しくなんか聴き入ってしまう。
この盤のハイライトは、ベースデュオの入った3つのトラックだと思う。
が、インパクトは5曲めに集約されているので、そんなわけでベストは5曲め
"Slipknots Through A Looking Glass" Eric Revis (https://www.amazon.co.jp/dp/B08CM8NKWK/ )
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