"Spacesailors(Live)" Rymden
e.s.t.のベーシストとドラマーが、"New Conception of Jazz"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000023XCM/ )で一世を風靡したBugge Wesseltoftと組んだバンドRymdenの2作め。
初作は2019年にリリースされている"Reflections & Odysseys"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07Y4W52BC/)ですが、このジャケを見ていた記憶はありますがスルーしています。
この新作の情報を見つけて、メンツ的には買いだなぁと眺めていたらライブ音源を含んだ2枚組とのことで興味津々。
が、国内盤だけのボーナス仕様とのことで、ちょっと躊躇してから国内盤のほうを購入しています。
で、こちらは2枚めのライブのほうの紹介です。
メンツは、前述の通り、E.S.T.の2人にBugge Wesseltoftが入ったトリオ編成。
Bugge Wesseltoft(P)、Dan Berglund(B)、Magnus Ostrom(Ds)
演奏曲は、Bugge Wesseltoftが4曲(1,5,7,8), Dan Berglundが1曲(2)、Magnus Ostromが3曲(3,4,6)という構成
前半3曲が2019年5月のスウェーデンでのライブで"Live On Earth"、後半5曲が2019年10月にUmea Jazz Festivalでの音源で、"Live In Umea"とタイトルがついてます。"Live On Earth"のほうは初作の国内盤にボーナストラックとして入っていた音源と同じかもしれません。
Disc 1
1.The Life And Death Of Hugo Drax
2.The Spacesailor
3.Sondan
4.Terminal One
5.The Final Goodbye
6.Pilgrimstad
7.Arriving At Ramajay Part I
8.Arriving At Ramajay Part II
9.The Actor (Gonzo Goes To Pasadena)
10.My Life In A Mirror
11.Free As A Bird
12.Sondan Outro
Disc 2
1.The Odyssey
2.Pitter Patter
3.The Lugubrious Youth Of Lucky Luke
4.Rak-The Abyss
5.The Celestial Dog And The Funeral Ship
6.Bergen
7.Orbiting
8.Homegrown
1曲めのThe Odysseyって聴いたことある気がするんですが、もしかしたらCMとかで使っていたのかも。
それくらいキャッチーでインパクトがある曲。
2曲めが一番電気的な音が多めに含まれた曲で、クールなノリのある曲で、ベースのグルーブが格好良い。
3曲めが印象的な短フレーズが続くような美旋律系の曲。
5曲めがアルコ弾きのベースに幻想的なピアノが絡む浮遊感のある曲。
6曲めが展開が早くいろいろな場面がころころと出てくる即興感の強い曲。
とくに後半が顕著だが、ライブのほうが、エフェクトをかけたサウンドの使用頻度が少なく、ピアノもアコピの使用頻度が高い。
サウンドとして、よりジャズっぽさが強く出ているような印象で、1曲が長い分(4,7は超絶に短い)アドリブもしっかりたっぷりと聴かせてくれていて満足度は高い。
ただ、曲調から後半はしっかり聴いていないとちょっとダレてくる感じがあるか、前半の3曲のほうがノリよく聴いていて楽しい曲が多い。
ベストは、1曲めにしましょう。
"Spacesailors(Live)" Rymden (https://www.amazon.co.jp/dp/B08CWG45DD/ )
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