"HH" Lionel Loueke
Lionel Louekeの新作がデリバリされました。
本作は、ソロでLionel Louekeのソロ作はたぶん初のリリースだと思う。
近作はGilFeMa名義の
で、これまで出自のアフリカのテイストを強く出した演奏が多く、個人的にはこれがちょっと鼻に着くくらいだったのが、
この作品では(あくまでも個人的感覚として)ほど良くアフリカ臭が抜けている感じでとても好感触でした。
実は、このGilFeMaの3人は、Lionel Louekeのリーダー作に多く入っていることを後から知ったという..。
本作は、"HH"とタイトルされたソロ作で、先入観なく聴き始めたんですが、Herbie Hancockの作品集であることは数曲聴き進んだところで明瞭に把握し、タイトルの意味をそこで知ったというw
メンツはソロギターってことで1人。
Lionel Loueke(G)
演奏曲は、そんなわけでHerbie Hancockゆかりの曲が並びます。Lionel Louekeのオリジナルは2曲(10,13)
01. Hang Up Your Hang Ups
02. Driftin'
03. Tell Me A Bedtime Story
04. Actual Proof
05. Cantaloupe Island
06. Butterfly
07. Dolphin Dance
08. Watermelon Man
09. Come Running To Me
10. Voyage Maiden
11. Rockit
12. Speak Like A Child
13. Homage to HH
14. One Finger Snap
さらっと口ずさみながらのギターソロの演奏はToninho Hortaを彷彿とさせるなぁ、てっのが第一印象。
もちろん、Lionel Louekeのアフリカのテイストを「ここでもあまり濃くなく)入れてくるのはオリジナリティをしっかり保っているところ。
4曲めは、カリンバ調のサウンドでの演奏、8曲めとか他の曲でも伴奏に少し紛れてたりはしている。
11曲めとか、多重録音によって自身のギターとの掛け合い(他にもある)でのグルーブが格好良いことこの上なし。
冒頭記載の通り大半が聴き知った曲ではあるが、曲によってはアレンジ等で元曲の判別がしにくいものもあり、
ずっと安心して聴いていられるような感じでもなく油断はしていられない。 侮れない。
9曲め10曲めとかがブラジルっぽさのある音選びに、ギターの音色も歌唱のぽさも、一番Toninho Hortaの影響を感じさせる。
12曲めの後半で子供の声が入ってきて驚くがタイトル見直して納得。
ベストは6曲めにしましょう。
"HH" Lionel Loueke (https://www.amazon.co.jp/dp/B08D4P9F55 )
この記事へのコメント