"25 Years" Edward Simon

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Edward Simonのリーダー作は最近はほとんど出たら買いをしていると思いますが、当初は目について気になったものを買っていた程度。
自blogでの紹介は以下の通りで、紹介前に買っていた記憶もあまりないので、徐々に登場頻度が増えてってるのが表れている。
　"Live In New York At Jazz Standard" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62008369.html )

そのEdward Simonがデビュー25周年になるアルバムをリリースしました。ＣＤ2枚にたっぷり17曲、古いのから新しいのまで満遍なく網羅した選曲になってます。

本作に含まれている元アルバムを書き出してみると、けっこう聴いていないんだなというさきの印象が実感としても判ってくる。選ばれてないアルバムを買っているのも見て取れるがそれって..。
"Trio Live in NewYork at Jazz Standard" https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62008369.html　2012
"Venezuelan Suite" https://www.amazon.co.jp/dp/B00GTSVJES/　2014
"Latin American Songbook" https://www.amazon.co.jp/dp/B01IKH1RTW/　2016
"Live at SFJazz Center 2017" https://www.amazon.co.jp/dp/B079V1PPY6

本作はベスト盤なので、メンツは元アルバム毎に異なるがおおよそ書き出してみました。(完全ではない+ちょっと大変)
"La Bikina"(1-1) Mark Turner(Ts),David Binney(As),Ben Street(B),Adam Cruz(Ds)
"Edward Simon"(1-2,2-3) Mark Turner(Ts),Larry Grenadier(B),Adam Cruz(Ds)
"Oceanos"(1-3,1-8) David Binney(As),Luciana Souza(Vo),Scott Colley(B),Adam Rogers(G),Brian Blade(Ds)
"Simplicitas"(1-4) Avishai Cohen(B),Adam Cruz(Ds),PErnell Saturnino(Per)
"Trio Live in NewYork at Jazz Standard"(1-6) John Patitucci(B),Brian Blade(Ds)
"Afinidad"(1-7,2-2) David Binney(As),Scott Colley(B),Brian Blade(Ds),Adam Cruz(Per)
"Steel House(2-1) Scott Colley(B),Brian Blade(Ds),Genevieve Artadi(Vo)
"Venezuelan Suite"(2-4) Mark Turner(Ts),John Ellsi(Bcl),Marco Granados(Fl),Roberto Koch(B),Edmar Castaneda(Harp),Adam Cruz(Ds)
"Sorrow and Triumphs"(2-5,2-9) David Binney(As),Valery Coleman(Fl),Toyin Spellman-Diaz(Oboe),Mark Dover(Cl),Monica Ells(Bassoon),Jeff Scott(FrenchHorn),Scott Colley(B),Brian Blade(Ds),Luis Quintero(Per),
"The Process"(2-6) John Patitucci(B),Eric Harland(Ds)
"Latin American Songbook"(2-7) Joe Martin(B),Adam Cruz(Ds)
"Live at SFJazz Center 2017"(2-8) Miguel Zenon(As),David Sanchez(Ts),Sean Jones(Tp),Robin Eubanks(Tb),Matt Pennman(B),Obed Calvaire(Ds),Warren Wolf(V9b)

演奏曲は、Marlon Simon(1-1), Pedro Elias Gutierrez(1-2), Davjd Binney(2-2), Simon Diaz(2-3), Violeta Parra(2-7)以外はEdward Simonのオリジナル。
Disk1
01 Ericka
02 Alma Llanera (Pt. 2)
03 Govinda
04 Fiestas
05 Simplicity
06 Pathless Path
07 Pere
08 Impossible Question

Disk2
01 What If'
02 Aguantando
03 Caballo Viejo
04 Barinas
05 Uninvited Thoughts
06 Navigator
07 Gracias A La Vida
08 Venezuela Unida
09 Triumphs

キャリアをほぼ満遍なく網羅して、おそらく本人の思うベストテイクを並べた選曲と推測する。
クレジットを書き写しながらざっと眺めていて、これまで多く聴いてきたトリオ、カルテット等小所帯ばかりではなく、Mark Turner、David Binneyらのサックス含めた複数管のもの、4管以上の大所帯もの、ボイスの入るものと、さまざまな形態の演奏を残してきたんだなと、そこにまず感嘆する。
が、個人的にいまいちしっくりこないものがちらほらと含まれているのも事実。
Edward Simonのピアノスタイルは、粒立ちの良いリリカルな演奏を主体にダイナミックさも聴かせるもので個人的には好きではあるが、リーダーアルバムとしてのコンセプトとしては、全面的に賛同できるものではなかったのかなぁとは感じられた。
もっとも、いずれの曲もじっくりと何度か聴いていると聴きどころを掴めてくるし、ピアノだけに耳を注視して美味しいところだけを聴いてても満足はできる。
とはいえ、今後は全部買いではなく編成みて試聴等して選んで購入でも大丈夫そうな気配を感じられたか。
ベストは、あえてリーダー作でないのに入れてきた、SF-JazzColectiveのDisk2-8にします。
この演奏、ちょっとすごいと思います。

"25 Years" Edward Simon (https://www.amazon.co.jp/dp/B08FT8FX5S/ )

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