"What Comes Next" Peter Bernstein

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Peter Bernsteinのリーダー作は、2017年の"Signs Live!"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64288177.html )以来。
おおよそ出たら買いをしているが、オーソドックスなスタイルなので、新しいのを積極的に聴いている身としては後回しにしてもいいようにも感じるが、なんだか毎回しっかり買って聞いているような気がする。

メンツは以下のとおり。ピアノの入ったカルテットで、堅実な面容という印象を持ったが..。
Peter Bernstein(G)、Sullivan Fortner(P)、Peter Washington(B)、Joe Farnsworth(Ds)

演奏曲は、Peter Bernsteinのオリジナルが6曲、Dizzy Gillespie, Sonny Rollins, Carl T Fischerで全部で9曲。
01 Simple as That
02 What Comes Next
03 Empty Streets
04 Harbor No Illusions
05 Dance in Your Blood
06 We'll Be Together Again
07 Con Alma
08 Blood Wolf Moon Blues
09 Newark News

4ビートにオーソドックスなスタイルのギターと目新しさのあるサウンドってわけではないが、4ビートといっても緩急織り交ぜたブルース感のある演奏は安定の格好良さをしっかり表現してきている。
Peter Bernsteinのギターも淀みなくすらりすらりとフレーズを紡いでいくウォームでハートフルな演奏の聴き応えに不足はない
個人的な感覚としてLarry Goldingsのリーダー作でのオルガンをバックにした演奏の印象が強い気もしているが、リーダー作としては前作も前々作も同じピアノ入りのカルテット(前作と比して豪華さは雲泥だが)編成なわけで、個人的にはこっちの編成のほうが良いと思っているのも含めて安心して音楽に身を委ねていられる演奏。
堅実な起用であるPeter Washington, Joe FarnsworthもPeter Bernsteinのサウンドイメージ通りの演奏で、がっちりとサポートをしてくる。
Sullivan Fortnerは過去Lage Lund,Will Winsonのアルバムで出てきたピアノで、バッキングはあまりでしゃばらず、ソロでは正攻法的なアプローチで、こちらもPeter Bernsteinの音世界をしっかりとバックアップするような堅実な演奏で好印象。
最後の曲がラテン調で陽気にエンディングを迎える。

ベストは直前の8曲めにしましょう。

"What Comes Next" Peter Bernstein (https://www.amazon.co.jp/dp/B08J4KPFYY/ )

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