"Shinkansen" Shinkansen

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Shinkansen がユニット名でもありアルバム名でもあるらしい。
新幹線なんだけど、ジャケットが蒸気機関車というのが、地球の反対側で作られたアルバムぽくてよろしい。
個人的には、Toninho Hortaの参加で買いを決めているが、そもそもは、Jaques MorelenbaumとLiminhaの発案のバンドのようです。

メンツは、上記3人にパーカッションが入って基本のユニットで、そこに前半の曲ではゲストが入る構成。
Jaques Morelenbaum(Cello,Fender Rhodes)、Liminha(B,G)、Marcos Suzano(Per)、Toninho Horta(G)
Branford Marsalis(Ss:2)、Ryuichi Sakamoto(P:3)、Jesse Sadoc(Tp:4,5)

演奏曲は、メンバーのオリジナルだが、単独作と共作とがいろいろと混じっている。Toninho Hortaの3曲(1,7,8)提供している。
アルバムタイトルもそうだが、曲のタイトルも日本語関連のものが多い(1,2,8)のも特徴的。
1. Shinkansen
2. Makoto
3. Firu Haikai
4. Ipanema Sunset Sound
5. Mr Desmond Samba
6. Maracatuesday
7. Walking On Clouds
8. Sayonara Em Narita
9. Audio Patrol
10. Crazy Ragga Combination
11. Funk Is In The Dirt Of The Strings
12. Afrikan party

冒頭の曲は、Toninho Hortaの最近作で演ってた曲で、ここではそのボーカル無しバージョン。
で、この雰囲気で続くかと思って聴き進めていくと2曲めでチェロが前面に出てきて、ブラジルっぽい雰囲気がだいぶ削がれたサウンドに変化する。
以降も、チェロを中心に据えたテーマに、エレベが低音を受け持つような構成の曲が並ぶ。
この前半は、ソロイストとして、2曲めでBranford Marsalisが見事なソロを聴かせ、3曲めでは坂本龍一が印象的なバッキングを奏でる(ソロは..)、その次の2曲ではJesse Sadocのトランペットがフィーチャされる。
ゲストが入っているが故に、ブラジル色ミナス色寄りのサウンドというよりは、コンテンポラリな色彩を持ったサウンドの印象になっているよう。
そのあとからのスローな曲ではギターが前面に出てくるのでToninho Hortaのギターを堪能できる場面が多い。
8曲めではToninho Hortaのボイスも入る。
最後の曲が低音でのリズムが強めの曲で、タイトル名(Afrikan party♪)を女性が歌う。
個人的嗜好からは、中ほどからの曲により好感を感じるが、聴きどことはゲストが入る前半なんだとは思う。

ベストは速めのテンポの9曲めにしましょう。

"Shinkansen" Shinkansen (https://www.amazon.co.jp/dp/B08FTQK2FV/ )

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