"Toys / Die Dreaming" J.D. Allen
J.D. Allenのリーダー作を聴くのは、昨年の前作に続いて2作め。
"Barracoon" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/469927974.html )
昨年と同じメンツのトリオ作ということで、気になったところが購入動機。
ということでメンツは以下のとおり。前作と同じなのでレギュラートリオになっているんでしょう。
J.D. Allen(Ts)、Ian Kenselaar(B)、Nic Cacioppo(Ds)
演奏曲は、スタンダードが2曲、Peter Linが1曲、4曲がJ.D. Allenのオリジナルという内訳
01 You're My Thrill
02 The G Thing
03 Die Dreaming
04 Red Label
05 Toys
06 I Should Care
07 Elegua (the trickster)
豪快なベースに先導される低音の迫力をよく感じるようなサウンド、前作よりも重量感のある演奏が多めか、というのが第一印象。
全体に曲のテンポがゆったりめなところに、図太いテナーサウンドが朗々と鳴り響くヘヴィなサウンドってのが、重厚感を醸しより重量級な雰囲気がよく出てきている所以だと思われる。
サックスは、テンションは高いが、絶叫はせず、低音を効かせたゴリッと渋い演奏を聴かせる。
そんなサックスと対峙していくように掻き鳴らすように低音を散りばめるベース。
この両者の迫力がなんといっても聴きどころでしょう。
ドラムは自分の役割に微妙に反応した緩急織り交ぜた絶妙なドラミングを聴かせ、良いコンビネーションを見せる。
聴けば聴くほど、ハードでヘヴィでパワフルな凄さが伝わってくるようなそんな演奏。あぁ圧巻。
ベストは、ごっつり4ビートの7曲め
"Toys / Die Dreaming" J.D. Allen (https://www.amazon.co.jp/dp/B08DGSVNPM/ )
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