浅利史花, 中島朱葉デュオ独壇場+ (20201214)

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浅利史花の独壇場を聴くのは3月以来。
3か月に1回の 前回(ソロ)はタイミングが合わず。。
 浅利史花, 石田衛デュオ独壇場+ (20200316) (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474091829.html )

ステージは、左に蟻田、右にサックスと並んで座る(椅子に座っての演奏でした)という配置。
約1時間前に到着して4番めだったか。浅利さんはいたが中島さんはまだ到着してませんでした。

あらためてメンツは
浅利史花(G)、中島朱葉(As)

ほぼ定刻に演奏開始。
演奏したのは、BeBop,HardBop系のスタンダードを中心に、ボサノバ等7〜8曲くらいだったか、ダーンザット、スクラップル、朝日
オリジナルは無し。

女性的な感じもさるとこながら、若い世代の演奏という印象を持ったのが、浅利のギター。
オーソドックスなスタイルが故に、無意識にも枯れた世代の演奏を想起して比較しようとしているするからかもしれないが、この日の演奏が好調だったような気もしている。
座った席から左手のコードを抑える手がよく見えて、その細かく繊細に動くさまと、そんな運指からいろいろなスタイルの演奏が次から次へと飛び出してきて飽きさせないところがなんだか凄いなぁと、そんなところに感嘆してました
今回もエフェクターの類は一切なし。
中島のサックスは、ほとんど変化球的な音色を使わず、力感のこもったサウンドで速めなリフを交えながら次から次へとフレーズを紡ぎ出していくような直球勝負的なサウンドといった様相。
最近、フリースタイルが主となる奏者を聴く機会が(特にラ邦人では)多かったので、そんなサウンドが個人的にはとても新鮮に響く。
バラードでも、しっとりとした中にもある種の勢いみたいなものを感じさせるのは若さゆえなのではないかと。。
このデュオは別のライブハウスでは何度か演っているとのことで、ほどよいアレンジでの両者の掛け合いも阿吽の呼吸で淀みなく聴かせる。

アンコールにも応えてくれて、1時間強たっぷりとゆったりと演奏を堪能させていただきました。
焼酎のお湯割りを呑みながらその余韻に30分くらい浸ってから帰路につきました。

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