2020年のBEST3
今年はコロナ騒動もあり、いろいろこれまでの年とは同じようにはいかないことが多々あり、(在宅勤務の日ができたりと)生活様式も変化がありました。
このblogに関わるところでは、ライブに行く機会はだいぶ減ったかなぁというのが一番大きなところ。
それでも、こじんまりとでも新譜会は4回とも開催できたし、このblogでの新譜紹介も同じペースで続けることはできました。
年間ベストについて、
なんだかんだで12月が近づいたころに、「そろそろ考えなければ」と思っていたら、
あっという間に12月も半ばを過ぎて、慌ててこの文章を書いています。
と昨年書いていますが今年も似たようなもんでした。
今年は前半に良い盤が多かった印象で、忘れないように当時からメモをしてはいたのでそれを参考に、多数ある年末入手の未聴盤は放っておいて、いくつかリストアップしたなかから、ほんのちょっとバランスを考えつつ、あとは(例年通り)ノリでキメています。
例年の通り順番をつけないで3枚と、特別賞を1枚挙げます。
"Time Remembered" 須川崇志 Banksia Trio (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473722748.html )
石若の起用はなんとなく予想できるが、林正樹は意外だった。
美しさとほの温かさと程よい緊張感が渾然一体とした素晴らしい作品でした。
"Angular Blues" Wolfgang Muthspiel (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475116027.html )
Wolfgang Muthspielというと、個人的には“Real Book Stories”(https://www.amazon.co.jp/dp/B00005PJH8/ )に尽きると思っていたのですが、それを凌駕するくらいクオリティの高い作品だと思います。
"Data Lords" Maria Schneider (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/477963114.html )
今年も大所帯バンドをいくつか聴きましたが、これが出ちゃぁおしまいよというMaria Schneider。
しっかり作り込まれていながら、貫禄みたいな雰囲気すら感じさせる圧巻のアンサンブル。
2枚組の大作を一気に聴かせる見事なアルバム。
特別賞
Aubrey Johnson "Unravelled" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473722845.html )
今年2月に逝去されたLyle Maysの最後の音楽関連の仕事と言われている、彼の姪の初リーダー作をを特別賞とさせていただきます。Lyle Maysのご冥福をお祈りいたします。
この記事へのコメント
私もベスト盤についての記事をアップしましたが,多くの人がBanksia Trioを挙げられていて,やっぱりそうだよねぇと思ってしまいました。あれは実に素晴らしい作品だったと思います。
Wolfgang Muthspielは東京録音で,おそらくECMへ持ち込んだ音源でしょうが,それがリリースされること自体が素晴らしいです。
Maria Schneider盤は未聴ですが,まぁ彼女の仕事が悪いはずはないですよね。
ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2020/12/post-744534.html
それではよいお年をお迎え下さい。
昨年は、いろいろありがとうございました。
今年もいろいろよろしくお願いいたします。
当面は、聴きたいアルバムをいつでも聴ける状況を保持していたいというモチベーションですが、保管場所の問題もあり、
数年経ってほぼ聴いてない音源は次のリスナーに託すべきとも思ってみたり、そろそろ置き場所確保を真剣に考えねばとも思ってます。
年後半リリースの諸作をしっかり聴けてないんですが、そこに良作もあるようでいろいろ心苦しいところもあるんですが、こんなところで落ち着かせていただきました。
中年さんのベストもチェックさせていただきます。
今年もよろしくお願いいたします。