"High Heart" Ben Wendel

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Ben Wendelは、2018年にリリースされた話題作で名前を知った人。
メンツの良さもあったが、なかなかに良い作品だったので、新作にも手を出した次第。

本作もリズム陣に、Shai Maestro, Gerald Clayton, Joe Sanders, Nate Woodとなかなかな逸材を揃えてきているので期待感は高い。
Ben Wendel(Ts,EFX,P,Wurlitzer)、Michael Mayo(Vo,EFX)、Shai Maestro(P,Rhodes)、Gerald Clayton(P,Rhodes)、Joe Sanders(B)、Nate Wood(Ds)

演奏曲はすべてBen Wendelのオリジナル。
1.High Heart 06:38
2.Burning Bright 06:08
3.Kindly 07:08
4.Less 03:51
5.Drawn Away 07:14
6.Fearsome 04:58
7.Darling 05:52
8.Traveler 03:14

ピアノトリオを従えてボイスがフロントでのパフォーマンスを繰り広げる。そこにサックスが絡んでくるのが基本スタイル。
曲調は、Nate Woodの追い立てるようなドラムに促されての拍を読ませないような複雑なパターンのメカニカルなものが大半を締める。
フロントはボイスの登場頻度が高い印象だが、(個人的感覚としては)ソロでのインパクトはサックスに部があるところがリーダーの面目躍如になってるか。
ボイスとサックスのユニゾン(さらにはRhodesも?)で音の厚みを出すことで盛り上げていくその圧がなんかすげぇと感じさせる。
フロントが、ボイスとサックスということになると、ピアノトリオが主にバッキングという位置付けになるが、
バッキングというにはピアノの主張が強く、ソロの場面もボイス、サックスの後ろでもがっつりとフロントに絡んでいくような演奏を仕掛けてくる。
ピアニストが2人クレジットされていて同時に演奏をしているが、自分の耳ではどっちがどっちかの判別が(区別して聴こうともしてないが)..

ベストは5曲めに

"High Heart" Ben Wendel (https://www.amazon.co.jp/dp/B08FP7Q88M/ )

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