"Hangout" Deangelo Silva

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本作は、ブラジルの新世代ジャズのような宣伝文句と、メンツから購入を決めています。
個人的には、Kurt Rosenwinkelの"Caipi"バンド(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64098260.html )にいた2人(Frederico Heliodoro, Antonio Loureiro)が拠り所になるが、たぶん他の面々も多方面で活躍しているんじゃないかと推測。

そんなメンツは以下のとおり。
Deangelo Silva(P)、Felipe Vilas Boas(G)、Frederico Heliodoro(B)、Antonio Loureiro(Ds)、
Fred Selva (Sound designer:3)

演奏曲は、クレジットがよくわからなかったが、たぶんすべてDeangelo Silvaのオリジナル。
5曲がオリジナルアルバムで、6曲めは日本のCD向けのボーナストラック
01 Berlin
02 In a Ballad
03 Jack Herer
04 My New Old Friends
05 Kreuzberg
06 Astronaut to D

ピアノのパートが生ピとシンセとが担っていて、特にシンセが入ることでサウンドの雰囲気がこれまでのブラジリアンジャズと赴きがだいぶ変化してきて、ずいぶんと洗練されたサウンドを聴かせているところが印象的。
細やかに高速フレーズをピアノとユニゾンしてくるギターが侮れない存在か。
メンツがこれまでよく聴いてきた面々が主体で、拍は比較的わかる感じではあるがリズムは相当複雑で、そういう方面での面白さはあるが、個人的に好むジャズ的な面白さってのもちょっと希薄でよりポップで新しいサウンドといった作風。
これはリーダーのDeangelo Silvaの嗜好がブラジルらしさではなく、ジャズらしさではなく別のところにあるってことなんでしょう。 もしかしたら坂本龍一がかなり好きかも
求めるものを間違わなければ相当格好良い作品であることは間違いないです。

ベストは5曲めでしょう。

"Hangout" Deangelo Silva (https://www.amazon.co.jp/dp/B08J69F1YK/ )

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