"Lost" Adam Kolker

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Adam Kolkerのリーダー作を聴くのは初だが、大所帯バンドのメンバーとしては聴いていて、自blogを検索すると2枚見つかる。
本作は、メンツでちょっと気になって、ちょっと試聴したらいい感じだったので買いを決めたもの。

メンツは、Ugonna Okegwo, Billy Hartというリズム陣の存在が気になった。
Adam Kolker(Ts,Ss)、Bruce Barth(P)、Ugonna Okegwo(B)、Billy Hart(Ds)

演奏曲は、Adam Kolkerのオリジナルが2曲, Wayne Shorterが2曲, Gil Evansが1曲とスタンダードが2曲という構成
01 The Time of the Barracudas (General Assembly)
02 Flips -
03 Darn That Dream
04 Lost
05 While My Lady Sleeps
06 Hidden Treasure
07 Dance Cadaverous

バラードな曲調主体、6/8拍子主体、歌心と力強さが共存したような演奏が繰り広げられる。
ちょっとコルトーンを彷彿とさせる骨太なテナーと、腰の座った密度感のあるソプラノとが曲により持ち替えてフロントを担い演奏を進めていく。
このサックスの好演もさることながら、ピアノがまた良い仕事をしていて好感触。
サックスに寄り添うようでいてしっかりとした主張を持った演奏を聴かせ、ソロもたっぷりとバッキングでも存在感を見せてくれるBruce Barthは"Live at Smalls"レーベル(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60536391.html )で演奏を聴いている。
そんなフロントの下支え(ベースとドラム)は、普通にテンポを刻むなんてことはせず、自由度の高い演奏でありながら、派手に煽らず、それでいてしっかりと演奏の雰囲気作りには一役買う好サポートを見せる。

ベストは、7曲めではないかと

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