"Songs From Home" Fred Hersch
Fred Herschがコロナで外に出られない中制作したピアノソロ作です。
個人的に、これまでに聴いているソロ作品は
"Alone at the Vanguard" https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61865504.html
と、実はあまり多くない。
全貌も把握していないが、相当数リリースされていると思われる。
とはいえ、ライブも鑑賞してまして。。
"Fred Hersch Solo (20180222)" https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64424121.html
メンツは言うまでもなく
Fred Hersch(P)
演奏曲は、スタンダードと言えるものが並んでいて、おそらく美メロディのFred Herschの愛奏曲が並んでいるんだと思います。
01 Wouldn’t It Be Loverly
02 Wichita Lineman
03 After You’ve Gone
04 All I Want
05 Get Out Of Town
06 West Virginia Rose / The Water Is Wide
07 Sarabande
08 Consolation (A Folk Song)
09 Solitude
10 When I’m Sixty-Four
冒頭、少しもの悲しさを感じさせるしっとりとした曲から少し明るさを感じさせる曲へ、そして3曲めでは跳ねるようなリズムのより明るさを持った曲へとつながっていく。
と、徐々に明度の上がった曲調へと変化していく流れが感じ取れる。
以降、ピアノの音色を慈しむようなフレーズのしっとりとした演奏が入ってきて、曲によって多少の緩急はあるが全般的にはおおらかで優しい心が落ち着いてくるような演奏が並ぶ
いずれの曲も様々な色合いのフレッドの美意識に裏打ちされた美しさをしっかりと感じさせるサウンドでさすがと言う語しか出てこない。
ベストは、6曲めにします。
"Songs From Home" Fred Hersch (https://www.amazon.co.jp/dp/B08KTSNSXX/ )
この記事へのコメント
私も6曲目を一番に挙げました。
TBさせてください ↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-892356.html
>大病を克服した
が故に、このコロナ禍における「生」をより強く意識している
ってのはあるでしょうね。
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。