"Snapdragon" Oz Noy

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Oz Noyの新作です。
前作が2019年の"Booga Looga Loo" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64796081.html )。
1年1枚弱くらいのペースで新作がリリースされていることになりますが、それだけ安定した人気を持っているってことなんでしょう。
かく言う自分も全部買って楽しんでいるクチではありますが..。

メンツは、オルガンカルテットを基本にゲストに管楽器等が入るような構成
Oz Noy(G)、Brian Charette(Kb)
Anne Drummond(Fl:1)、Danny Sadowick(Per:1-5)
Vinnie Colaiuta(Ds:2,3,6,9)、Dave Weckl(Ds:5,7,8)、Dennis Chambers(Ds:1,4)
John Patitucci(B:3,6,9)、James Genus(B:5,7,8)、Will Lee(B:1,2,4)
Special Guests
John Sneider(Tp:1)、Chris Potter(Ts:2)、Wallace Roney(Tp:3)、David Kikoski(P:5)、Brian Charette(Kb:6)、Adam Rogers(G:8)、Jason Lindner(P:9)

演奏曲は、Thelonius Monkが2曲(7,9)と、Oz Noyのオリジナルという構成。
1. Looni Tooni
2. Tired But Tired
3. Outer Look feat. Wallace Roney
4. She's Not There
5. Boom Boo Boom
6. Snapdragon
7. Evidence
8. Groovin' Grant
9. Bemsha Swing

これまでのイナタイと形容したくなるコテコテのファンクスタイルが信条のOz Noyというイメージだが、ここではもう少しエモーショナルなサウンドといった様相の演奏。
2曲を除いてクレジットにスペシャルゲストが掲載されているが、よく見ると前作も似たようなメンツが1曲だけ参加してたりするんで、本作も前作と同じ流れの中で作られた作品であることがなんとなく窺い知れる。
聴いていて、スペゲスさん達の演奏がそれぞれの曲でしっかり主役級にフィーチャーされていて存分に演奏を楽しめるが、後半ではギターが追い討ちをかける展開多でOz Noyの存在感も映える。
1曲めのJohn Sneiderのテーマが格好良い
2曲めの満を辞してってところで登場するChris Potterののびやかなソロ、
3曲めのWallace Roney、テーマもソロもこちらも伸びやかな演奏で格好良い
とか良い演奏を聴かせてくれていて満足度は高い。
が、後出しのOz Noyのソロが輪をかけて格好良いからたまったもんじゃない。
Dave WecklとJohn Patitucciがメンツに含まれているが、同じ演奏に入っていないのは、演奏がアレに引きづられるからだろうなとw

後半の2曲(7,9)がモンクの曲、前作ではビーチボーイズ、ビートルズと有名曲で締めるパターンも前作を踏襲しているか

ベストは8曲め

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